研修風景(2014年2月撮影) |
しばらくご無沙汰していたのですが、久しぶりにご連絡し、ご挨拶をお願いして昨日訪問をして参りました。
お話をする中で、「セミナーの講師」と「企業研修の講師」は明らかに違うという話に。
そうです。
確かに、「セミナーの講師」と「企業研修の講師」は立場も違えば、ファシリテーションの仕方も違う。心構えもマナーもすべて違います。
他にも講師業には種類があり、「予備校講師」「講演講師」「カルチャー教室の講師」など、さまざま。
一言で「講師」と言っても、本当に幅広い仕事があるのですよね。
「セミナーの講師」というのは、オープンセミナーなどの講師のことで、私もマインドマップ講座やフォトリーディング講座を開催するときは、「セミナーの講師」としての顔で講義に向かいます。
セミナー講師の場合には、講師のカリスマ性やタレント性が重要で、講師の魅力で受講者にファンになっていただくというケースが多いでしょう。
その講師のオリジナル講座であれば、よりカリスマ性、タレント性が際立つことと思われます。
一方で、「企業研修の講師」は企業の課題解決としての人材育成を行っているのであり、そのミッションを果たすことが仕事です。
ですので、講師のカリスマ性、タレント性などは求められておらず、職業としての講師業をきっちりこなすことが大切です。
ですので、講師業を目指す場合には、どのようなタイプの講師業を目指しているのかを具体的にイメージする必要があるでしょう。
あまりにタレント性が強すぎると、企業研修の講師としては通用しないということもありますし、企業研修の講師しかしていないと、セミナーの講師としては魅力がない、ということもあるでしょう。
私は本当に、多種多様な講師業をさせていただくことができました。
・企業研修講師
・オープンセミナー講師
・講演講師
・予備校講師
・カルチャー教室講師
どういうわけか、どれか一つの仕事に偏るもことなく、それぞれのタイプの講師業をくまなくやるチャンスに恵まれてきました。
中途半端とも言えますが、幅広い体験をすることができて本当に良かったと思っています。
おかげで、講師と名のつく仕事は、ほとんどどのような仕事もこなせる自信がついてきました(専門性を求められる話はもちろんムリです)。
私は、自分は「研修ファシリテーションのプロ」であり、本当の「プロ講師」でありたいと思っており、そう名乗るようにしています。
どのようなオーダーが来ても、仕事をやり遂げたい。
講演も、研修も、セミナーも。
やっていることに多少の違いはありますが、根本的には、受講者の方々に「学習」が起きるための仕事をしているのです。
方法は色々あって構わず、自分のスタイルにこだわる必要もありません。
色々なタイプの講師をしていると、個性がなくなるように思うかもしれませんが、実はそうでもありません。
どのような仕事をしても、きちんとその講師のカラーは活かせます。
また、私は自分はオリジナルコンテンツを作るメーカーではなく、コンテンツをどのようにデリバリーするか、そのデリバリーの方法に強みを持ちたいと考えています。
ちょっとした話の組み立て方や受講者との関わり方、ファシリテーションの仕方や話の内容などに、その講師の個性はきちんと出てきます。
逆に自分のスタイルにこだわりすぎると、選択肢が狭くなる。
もっとたくさんの方法を持ち、多くの「学び」の場に、役に立てる講師になりたい。
さらには、それを後進にも伝えて行きたいと思います。
組織内におけるマインドマップの講義風景 |
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。