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2015年6月29日月曜日

マインドマップ読書術〜読書を再定義する!


マインドマップ読書術 プラクティショナー 1日集中講座 演習風景の写真
マインドマップ読書術 プラクティショナー 1日集中講座
演習風景

今週末は、土曜、日曜ともにマインドマップのコースを開催していました。

土曜は「マインドマップ読書術 プラクティショナー 1日集中講座」、日曜は「マインドマップ プラクティショナー 1日集中講座」。

マインドマップの開発者であるトニー・ブザンの「知的活動」についての考え方は、マインドマップ、メモリー、スピードリーディングの3つを総合することで完成されています。

特に、スピードリーディングのコンテンツは非常に面白く、結構、AHA!があります。

ブザン氏は、読書を単に「読む」こととは捉えておらず、人間が読書を通して行っている知的活動の全体像をスピードリーディングのコンテンツで解き明かしてくれています。

彼は自身の知的活動に対する分析を「読書を再定義する」と表現しており、以下の7つの段階が読書〜知的活動にはあるとしています。

・認識(Recognition)
・取り込み(Assimilation)
・読解(Comprehension)
・理解(Understanding)
・保持(Retain)
・想起(Recall)
・コミュニケーション(Communication)

この7段階で私が特に面白いと思うのは、読解(Comprehension)と理解(Understanding)を分けて考えている点です。

ブザンは、読解(Comprehension)においては、人は文章内における「内統合」を行っており、理解(Understanding)においては、外部の情報との「外統合」を行っているとして、この二つを明確に分けています。

内統合とは、要するに「書いてあることの意味が分かる。言わんとすることが分かる」ということで、高校生くらいまでの国語の授業の読解と同じことを言っています。

一方で、外統合とは、書いてあることが分かるだけでなく、自分の体験や他の知識との繋がりが見出せ、「深く理解し腹落ちする」といったようなことです。

私は大人の読書においては、内統合以上に外統合のほうが大切であると思います。

知的活動の中では、時には、内統合が完全に行われなくても、外統合は行われることもあります。

もし、読書を知的活動の一手段と位置づけるのであれば、本を読むことは、それ自体が目的なのではなく、本を活用して自分の能力を磨き、仕事などの場面で、なんらかのアウトプットをすることのほうが、大切になります。

すると、本を理解せずとも、外統合が起こり、良きアウトプットが出せた場合には、それでその読書の成果は得られたとも言えます。

この考え方で読書スピードをアップさせようとしているのが、フォトリーディングであるとも言えるでしょう。

内統合と外統合という二つの概念を生み出したのは、ブザン氏ならではであるように思います。

彼は、脳の第一言語は "Image" であり、脳のしている仕事は "Imagination & Association" であると言っていますが、「統合」という概念は、つまりは他の事柄との繋がり、すなわちAssociationを見出すということであると思います。

「読む」という作業は、実は「繋がりを見出す」作業であり、繋がる先は、文書の中だけではなく、人間の頭の中にもあるのです。

スピードリーディングとフォトリーディングの両方を学んだ人は少ないかと思いますが、私としては、両方を学ぶことで、より読書に対する理解が深まると思います。

受講者の一人が、こんなことを言っていました。

「読書というのは、本当に自由で良いのだということが良くわかった。」

読書は、目的ではなく手段。
こう思えば、様々なスタイルの読書があって良いのですよね。

講座では、トニー・ブザンが提唱する

MMOST (Mindmap Organic Study Technique) (「エムモースト」と読みます)

もご紹介し、非常に効率的かつ効果的な読書をご体験いただきました。

マインドマップ読書術では知的活動として読書を再定義しますの写真
マインドマップ読書術では知的活動として読書を再定義します

MMOST(Mindmap Organic Study Technique)によるマインドマップ読書の写真
MMOST(Mindmap Organic Study Technique)によるマインドマップ読書


2015年6月15日月曜日

マインドマップの守破離

マインドマップ アドバンス・プラクティショナー 1日集中講座でのグループマインドマップの写真
マインドマップ アドバンス・プラクティショナー 1日集中講座
でのグループマインドマップ

今週末は土日の二日間に渡って、マインドマップ講座を開催していました。

土曜日は「マインドマップ プラクティショナー 1日集中講座」
日曜日は「マインドマップ アドバンス・プラクティショナー 1日集中講座」です。

プラクティショナーはマインドマップの基礎を習得し、その原理を理解する講座、アドバンス・プラクティショナーは、それらを伝えられるだけの理解にまで深める講座です。

聞いて分かったというのと、本当に腹落ちして分かり人に伝えられるというのとでは、かなりな違いがあります。
人に何かを伝えるためには、単に分かったというレベルでは十分ではなく、本当に腹落ちしている必要があります。

腹落ちするためには、頭の中で、新たに学んだことと別の様々なこととの関連性が見出せ、知識同士の複雑な繋がりが作られている必要があります。

たとえば、経営論で新たに学んだリーダーシップ理論が、学生時代の自分の体験と結びついたり、まったく分野が異なるマーケティングの購買動機理論と結びついたりするといったことです。

理解の深さというのは、その知識が他の知識や情報といかに複雑に繋がっているかの度合いで決まるのだと思います。

マインドマップの開発者であるトニー・ブザンから、「ダビンチのルール」として、

 「すべてのものは繋がっている」

という言葉を教えていただきましたが、同じことと言えるでしょう。
すべてが繋がっているとすれば、あらゆることに興味を持って学ぶことが自分の専門性を高めることに繋がるとも言えるでしょう。

日本には、武道、茶道、芸術分野における上達のプロセスとして、守破離という言葉があります。

守は型を守ること。
破は型が身に付いて来た人が、自分なりに研究を重ね、別の型を試し、最初に学んだ型を破ること。
離は、型の奥にある原理・原則が身に付き、型から離れていても原理・原則が体現できているということ。

深い理解というのは「離」の域に至るということですが、型の奥にある原理・原則が様々な事柄に複雑に繋がっているからこそ、型から離れられるのです。

一方で、教える立場に立つ場合には、初心者には離を教えてはならず、守、つまり、まず、型を教える必要があります。
初心者は原理・原則を十分には理解できないため、いきなり離を促してしまった場合、原理・原則を曲解することになるからです。

マインドマップの場合には、メンタル・リテラシー(頭を使いこなす力)という概念が原理・原則です。
そして、その方法はと言うと、

Imagination(イメージすること)
Association(繋げること、関連させること)
Gestalt(全体性)

という脳の持つ3つの機能を活かすことがポイントであると思います。

マインドマップ アドバンス・プラクティショナーは組織内でマインドマップを教えることができる資格。
メンタルリテラシーを深く理解し、組織の中に広めて行ってください。

マインドマップ講座風景・関連書籍の写真
マインドマップ講座風景・関連書籍 
マインドマップ講座風景・ペリフェラルポスターの写真
マインドマップ講座風景・ペリフェラルポスター
グループ・ミニマインドマップの写真
グループ・ミニマインドマップ

2015年6月4日木曜日

大学でマインドマップの講義をしてきました

大東文化大学でのマインドマップ講義風景の写真
大東文化大学でのマインドマップ講義風景
連想を見える化し、まとめる方法を話しました

本日、大東文化大学の東松山キャンパスにお邪魔して、お若い学生さんたちにマインドマップの講義をして参りました。

当大学の先生が、数年前から弊社の講座におでかけくださっていて、学生さんたちの勉強等にマインドマップを使わせてあげたいという思いで、弊社にご依頼をくださったのです。

昨年は、提携講師の浪間亮講師にご出張いただいたのですが、今年は浪間講師の都合がつかず、急遽、私が行くことに。

学校教育の現場というのは、私が普段関わっている社会人教育の現場とはまた違った空気です。

私もかつて、小学校、中学校、高校などでマインドマップ講座をさせていただいたことがあります。

学校教育については素人ですが、学年が低ければ低いほど、講義(授業)は難しく工夫が必要になるというのが感想です。

ちょっとした指示出しであっても、社会人であれば1分でできることが、中学1年生のクラスですと10分かかります。

ましてや、小学校低学年などであれば、教え方のアプローチを変えないと成立しないでしょう。

大学生はかなり大人に近いですが、さまざまな意味で完全な大人ではありません。

大人より良い点もあり、また至らぬ点もあります。

ですが、そんな若い人たちとふれあい、講義させていただけるのは、私にとってはとても嬉しいことです。

90分と非常に短時間でコンパクトに講義をしなくてはならないのも、学校ならでは。

社会人教育であれば、2時間程度は用意していただけることがほとんどですが、たとえば小学校であれば45分で教えなくてはならないこともあるでしょう。

教える側にとっては短いと感じても、受け手にとってはちょうど良い時間かもしれません。その範囲で、できることをやり切るというのがプロだと思います。

かつて、マインドマップのインストラクターになり立ての頃、学芸大付属小学校にお伺いしてマインドマップの講義に参加したことがあります。

その時は、体育館で200人くらいでしたでしょうか。内山インストラクターが壇上で講義をしました。

その後、子どもたちは各クラスに戻り、引率したインストラクターが手分けをして各クラスにてサポートをすることに。

てっきり、担任の先生があとはフォローしてくださると思いきや、いきなり、「ではこのあとは塚原先生お願いします」とのこと。

なんの準備も無い中、小学3年生のクラスの1コマをいただき、可愛い子どもたちにマインドマップを教えました。

もちろん、その前に内山インストラクターが集合で教えてくださっていたので、やりやすくはあったのですが・・・。

慣れないチョーク片手に、黒板にマインドマップをかいて、子どもたちと楽しみました。

その授業のあと、「教えてくれてありがとう」と、子どもたちが挨拶に来てくれた時の可愛かったこと。

「あ〜、この風景とこの感覚」・・・随分昔を思い出しました。

20代前半の頃、九州の小学校と中学校の視聴覚教室の仕事をしたことがあったのです。

当時の私は歌手業をしており、その時の私の役割は「歌のお姉さん」です。

体育館に子どもたちが集まり、ラテンバンドとともに体育館のステージに。

私は司会をして、ラテンバンドの演奏を紹介するとともに、数曲歌いました。

 赤とんぼ

 ハメハメハ大王の歌(この時、初めて知りました)

 ・・・・あとはなんだったかな?

小学校では、その視聴覚教室の授業が終わると、子どもたちが国語や算数のノートを持って見送りにくるのです。

なぜ、ノートを持っているかというと・・・・。

 「ねえ、ここにサインして!」

バンドのメンバーは私を含めてちょうど6人だったのですが、ジャポニカ学習帳の国語のノートの1ページに鉛筆で線が引かれており、6等分されているのです。

6人それぞれが、自分のノートにサインできるように、子どもはちゃんとスペースを6等分してくれたのですよ。

なんと、可愛い!!

普段は夜の酒場で歌っているのに、その時に限っては朝9時音だし!

あれも楽しい仕事でした。

また、中学校では、一人の男子生徒がラテンの演奏に触発されたのか、体育館でずっと踊りまくっていました。子どもって、本当に素直というか、感性に率直ですよね。

さて、こんな風にあちこちで講義をする私は、昔、あちこちで歌っていたときと変わらず、旅芸人そのものですね。

講師業を初めてからも、講演の仕事などで、全国を旅して回っていたのです。

クリエイト紀尾井町という弊社のホームで講義をするのとまた違い、全国の人たちと会える仕事はまた楽しい!!

今日お会いした若い学生さんたちの心にちょっとでも、今日の講義の内容が残ってくれれば嬉しいです。

大東文化大学でのマインドマップ講義風景の写真
大東文化大学でのマインドマップ講義風景

2015年5月24日日曜日

「考える」とはどういうことか? 〜 思考の仕組みを紐解く

塚原美樹がマインドマップで使用するオリジナルアイコンの写真
塚原美樹がマインドマップで使用するオリジナルアイコン

本日は、「マインドマップ プラクティショナー 1日集中講座」を開催しました。

今回は少人数のクラスでしたが、ご参加の皆さんはそれぞれの専門性をお持ちの方ばかり。
医療関係者、経営コンサルタント、エンジニア、林業エキスパートなど。
休憩中には皆さんから様々な話を聞くことができ、私にとっても、非常に勉強になります。

この講座はマインドマップの原理を学び、基本を身につける認定コースで、単なるマインドマップの描き方講座ではありません。
マインドマップは見ただけで真似できそうな簡単なノートに見えますが、一方で、なぜあのようにイメージを入れたり、マークをつけたり、線をつないだりしているのか、といった理由については、見ただけではなかなか掴めないと思います。

描き方のルールの奥にあるのは、私たちの思考の原理です。
これを深く理解することで、より効果的なマインドマップの活用法がイメージできるでしょう。

マインドマップの開発者のトニー・ブザンは、

 「脳の第一言語はイメージである」

と言っています。

そして、脳が行っている仕事というのは、

 「Imagination & Association」

すなわち、

 「思い浮かべること、繋ぎ合わせること」

だとも。

このトニー・ブザンの定義は、とても面白い気づきに基づいていると私は思います。

マインドマップを学んだ数年後、ある時、「考える」という概念の定義を調べてみたことがあります。
すると、一説では、「考えるとは、何かと何かを繋げることである」という定義がみつかりました。

これも、「ああ、なるほど」
という気がしました。

私たちは普段、「考える」ことを自然にしており、その作業がどんなものであるか、言語化することは、滅多にありません。
「考える」とは具体的には何を表しているのか、ということを改めて考え、表現しようとしても、上手い表現は見つからないのではないでしょうか。

トニー・ブザンという人は、こういうことを深く考えた人なのだろうと思います。
そこが、彼の面白いところであり、優れた点です。

確かに、言われてみれば、私たちは頭を働かせる時、「ある概念または事象などが、頭の中にある別のものと繋がらないか探す」ということをしています。
Associationを発見しようとしているのです。

さらには、このAssociationの発見のもととなるのは、質問です。

ブザンの読書術を学ぶと、やはり、「質問」を明らかにしてから読むという方法が取られています。

さて、Associationが「考える」という作業の本質であるとすると、Imaginationはどうでしょうか。
Imaginationは、頭の中で脳がAssociationを行っている際の有り様を表しているように思います。

私たちは頭の中で、概念、事象などを五感の記憶に基づいた表象として「思い浮かべながら」、それを繋げようとしています。

こういう頭の行っていること、「考える」ということの基礎要素が分かってくると、単なるお絵描きも、実は、頭をうまく働かせる上で、また、考え続ける上で、実は大事な役割を果たしていることが分かります。

なので、普段はあまりイメージを使っていない方も、仕事にイメージを使うようになると、より一層、仕事のスピードが上がるでしょう。

講座では、別に上手な絵やイラストを描く必要はない、と私はお伝えしています。
直感的に分かりやすく、さらっと描けて、あとで見て役にたつようなアイコン、ちょっとしたスケッチ、イラストなどを、いくつか持っておくと、ノートを作成するスピードも上がります。
また、そのノートは後でとても役に立つはずです。

写真は、私がマインドマップの中に良く使っているオリジナルアイコンをいくつか板書したものです。
下手くそですが、何を表しているのか、なんとなく分かりますよね?
こんな感じで良いのですよね。

2013年7月26日金曜日

マインドマップ 一日集中講座

塚原美樹のマインドマップの写真
塚原美樹のマインドマップ

マインドマップ 一日集中講座では、マインドマップの書き方をしっかり学ぶことの他に、メンタルリテラシー、すなわち「頭を使いこなす力」をテーマに取り上げています。

この言葉はマインドマップの開発者のトニー・ブザンが作った造語です。

マインドマップに色や形、矢印などがたくさん使われているのは、実は頭を上手に働かせるためなのです。

まあ、ちょっと見は単なる落書きのようですが、これを仕事で使うと、かなり役に立ちますよ。
かきながら頭の中が整理されてくるのを実感する人も多いです。

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