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2015年5月27日水曜日

チーム学習を促すファシリテーション

アクションラーニング・質問会議の特徴の写真
アクションラーニング・質問会議の特徴

夜3時間×5回で、アクションラーニング 基礎講座 (PSD)を開催しており、昨晩はその2回目でした。

私は2007年から、日本アクションラーニング協会でアクションラーニングを学んでおり、2013年からは、協会の許可を得て、弊社主催でアクションラーニング基礎講座を開催するようになりました。

アクションラーニングは、体験すれば体験するほど面白く、本当に様々な可能性が開けてくる手法であると思います。

現在、日本アクションラーニング協会が展開している手法は、アメリカ人のマイケル・マーコード博士が開発した手法で、一般的には「質問会議」と呼ばれています。
5〜6人程度のチームが50分間の対話をすることで、一つの問題解決を行います。
けれど、単に問題解決をしているだけではなく、実は、現場の問題を解決しながら、チームプロセスの学習を行ってもいるのです。

この質問会議には、ルールとして仕掛けがされており、参加者は「質問をするか、質問に答えるか」しかしてはならず、自ら語ることを禁止されています。
また、質問会議には必ずALコーチ(アクションラーニングコーチ)がファシリテーター役として参加しますが、ALコーチは問題解決、すなわち会議の内容(コンテンツ)には、一切、関わりません。

ALコーチが関わっているのは、会議のプロセスです。

コンテンツとプロセスという概念は、なかなか分かりにくいかもしれませんが、ファシリテーションについての理解を深める際には、この違いの理解は必須です。

ファシリテーターとは「プロセスに関わることででチーム活動を促進する役割である」と定義することができると思います。
ALコーチは、ファシリテーターの一種です。
他のファシリテーター以上に、コンテンツへの関わりが低く、プロセス管理に重きを置いています。つまり、ALコーチはコンテンツには関わらないため、他のファシリテーター以上に問題解決(コンテンツ)には関与しません。

一方で、ALコーチは、チームプロセスが改善されていくのをサポートしています。
チームプロセスとは、チームが何かの仕事をするプロセスということです。
チームプロセスには無意識的にパターンが生まれてきます。
どんな仕事をしても、うまく成し遂げる良いチームもあれば、うまく行かないチームもあるように、そのチームが無意識的に学んできた人間関係やコミュニケーションがパターンとなり、チームの成果を左右しているのです。

ALコーチの一番の役割は、このチームプロセスを良いものにするために、チームに学習をさせる点です。

チーム学習を促進するために、ALコーチは、場を見て、質問を投げかけ、チームでのリフレクションを促します。
簡単に言うと、この図のように、ALコーチが介入し、質問を投げかけることで、チームメンバーは、自分たちのチームの様子を、まるで外から眺めているように俯瞰することが可能になります。
このために、チームメンバーが自ら、自分たちのチームプロセスを振り返ることができるのです。

アクションラーニングの体験を重ねることは、チーム学習を促すファシリテーション力を高めることにもなりますし、プロセス改善を具体的にどのように行うと良いのかについて学ぶことにもなると思います。
他にも、たくさんの使い道があります。

今夜は5回シリーズの3回目。
また、違った話をしたいと思います。

2015年5月21日木曜日

アクションラーニング 基礎講座、夜間5回で開催中!

紀尾井町ラーニングカフェでのアクションラーニング演習の写真
紀尾井町ラーニングカフェでのアクションラーニング演習

ゆうべから、「アクションラーニング 基礎講座」が始まりました。

弊社では、日本アクションラーニング協会の許可のもと、当講座を主催しています。
本部講座は平日の日中ですが、弊社では、普通のビジネスパーソンが自己研鑽のためにアクションラーニングを学べるよう、平日の夜に複数回で、または土日に開催しています。

アクションラーニングは現場の問題解決に取り組み行動することを通して、学習を進めていくという能力開発の手法です。
個人の能力はもちろんですが、チーム、組織の能力も開発できます。

昨日は、再受講者も含めて6名の方々がご参加。
そのうちお一人は、当講座でご提供しているアクションラーニングの一手法「質問会議」も初体験でしたが、今回のご参加者は全員、非常に洞察力も理解力も高いので、こちらが驚かされます。
ほんの1時間程度の講義のみで、ちょっと分かりにくい組織開発と学習についての概念を素早く掴み、学びのポイントを良く理解してくださいました。

おかげで、第1回目のセッションは、私がアクションラーニングコーチを努めて実施したのですが、非常に良いセッションとなりました。

アクションラーニングは個人とチーム、組織の能力開発にとても良い効果を発揮します。
中でも私が特に気に入っていることを三つだけご紹介しますと・・・
  1. プロセス観察力と介入力がつくので、ファシリテーション力が相当レベルアップします。
  2. 一人で考えるのではなく、チームで考える体験ができるため、参加者全員がチームの力を最大化するためのコミュニケーション力を高めることができます。
  3. ブレークスルーが起きます。自分の思い込みに気づき、新しい物の見方ができるようになります。
私がアクションラーニングに出会ったのは2007年ですが、それ以来、講師としてのスキルも向上しましたし、コンサルタントとしての力も相当アップしたと思います。

押付け型ではなく、引き出し型。

さまざまな企業で、コンサルティング営業がこのスタイルになっていますよね?
ついつい、自分の商品を押付けてしまうトークになると、お客様との良い信頼関係が築けないこともありますね。

ご自身の仕事の能力を真剣に高めようと考えている前向きな6人の方々と、残り2週間であと4回。

講座の中で取り組む問題解決のためのセッションはナマものですので、何がどうなるかは分からない。私も真剣勝負で取り組みます。
さて、このクラスにどんな学習が起きることやら、とても楽しみです。

写真は昨年11月に弊社の勉強会、紀尾井町ラーニングカフェでアクションラーニングを実施した時の様子です。
この時は20人くらいご参加なさったのかな、盛況でしたね〜。