このページの記事一覧
- アクションラーニング解説2. 素直な質問が「ひらめき」を起こす
- アクションラーニング解説1. 問題が解決しないのは「思い込み」のせい
- 「対話による合意形成」を目指す社会の前提
- 「話さずに伝える」方法 「研修ファシリテーターのための研修成功のポイント」(1)
- プロ講師、プロの研修ファシリテーターであろう
- 講師力が飛躍的に伸びる「アクセラメンツ」
- アクションラーニング 基礎講座 (PSD) 5日間コース 終了
- アクションラーニングを活用した変革プログラム
- アクションラーニング基礎講座DAY3実施しました
- チーム学習を促すファシリテーション
- アクションラーニング 基礎講座、夜間5回で開催中!
- マインドマップで会議をしよう!
2016年12月7日水曜日
アクションラーニング解説2. 素直な質問が「ひらめき」を起こす
前回は、アクションラーニングという手法を使うと複雑な問題が解決できるということをお話ししました。問題を抱えている人の「思い込み」がはずれることで、問題解決するのだということでしたね。
人間は、自分の心を守るために「思い込み」を抱えるのでしょうね。
「この仕事は自分でどうにかしなきゃならないけど、どうにもしようがない」
こんな「思い込み」を抱えている人がそれを手放すためには、普通、少し痛みが伴うものです。
「誰かに相談しても助けてもらえないかもしれない」
そんな風に思うと、相談するのが怖くなり、ますます、「自分でどうにかしなきゃ」と思い込むようになります。助けてもらえなかった時の失望感とか、拒絶されたような感覚が怖いのですよね。傷つきたくないから、相談できない。つまり、やはり自分の心を守るために「思い込み」を抱えているのです。
けれど、アクションラーニングを使うと、傷つくことなく、思い込みがはずれることがあります。なぜそんなことが起きるのか、順にご説明したいと思います。
2016年11月29日火曜日
アクションラーニング解説1. 問題が解決しないのは「思い込み」のせい
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| チームで問題解決をしながら学習するアクションラーニングのセッション風景 |
たった50分の会議で、「困った、困った」と思っていた問題が、スッキリ解決できる方法があるのをご存知ですか?
「アクションラーニング」という手法です。
これを使うと、複雑で入り組んでいるような問題がほどけてきたり、動けなくなってしまった状態から抜け出すことができます。
さらには、さまざまな問題というのは、大抵は「思い込み」のせいで解決できないのだということも分かってきます。
今回は、そのアクションラーニングについて、少しご紹介をしたいと思います。
場所:
クリエイト紀尾井町
2016年11月9日水曜日
「対話による合意形成」を目指す社会の前提
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| 国会議事堂 |
今日はアメリカの大統領選の選挙結果が出てきますね。あと、数時間です。
クリントン、トランプ、どちらが勝つのか、私も目が離せません。
さて、今回の選挙戦を見ていて驚かされたのは、暴挙暴言を繰り返す子供のようなトランプ候補をアメリカ国民の多くの人たちが支持しているということです。
ここから分かるのは、アメリカは今、いろいろな面で追い詰められているんだろうなということ。
トランプ候補を多くの人が支持している背景には、
「他国のことなんか考えていられない。自分のことで精一杯。」
という気持ちになっている人たちが大勢いるという国家事情があるのでしょう。
今の共和党の考え方は、国際協調というよりもアメリカ覇権主義。
「強いアメリカを取り戻そう!」
とトランプ候補がよく言っているとおりです。
他国のことや世界の行く末よりも、まず自国の利益と安全を確保しよう、ということなんでしょうね。切羽詰まった状況では、当然の考え方であるとも言えます。
一方で、「対立構造の中からは何も生まれない」と考え協調路線を取ろうとしているのが民主党。
「壁ではなく橋を作りましょう!」
とクリントン候補が言っているとおりですね。
さて、ここで考えたいのは、こんな風に国民の意見が激しく割れている状況、また国民の多くが切羽詰まった感情を持っている中で、どうすれば多くの人が納得でき、さらには世界の発展にとってプラスになるような政策決定ができるのだろうかということ。
政治というのは、いろいろな人たちの利権への野望が渦巻いているので仕方ないかもしれないですが、与野党がお互いの揚げ足とりばかりしていて、政策についての話し合いがなされないのでは、何の意味もありませんよね。
政策について考えるのは政治家の仕事ですが、国民の間にも、政策について違う意見を持つ人たちが話し合いをしながら一緒に考える場を持つことが必要なのではないかという気がします。そういった国民の話し合いの内容が政治の場にも反映されていくような社会というのが、本来の民主主義でしょう。
これだけのネット社会ですから、今のSNSをちょっと発展させれば、リアルに、インタラクティブに、国民の間に対話の場を作ることは可能なようにも思います。国民がみなで政策について話し合ったり考えたりしながら、政策が実現されていく社会ができたら、素晴らしいのではないか、という気がします。
しかし一方で、国民に、話し合いに参加するだけの知識や考えがなくては、これまた意味がないとも言えます。
ということは、私たちは一人一人が学ばなくてはならないのですよね。歴史を学び、その経験から今や未来を選択し、判断する力を国民全員が磨く。
「対話による合意形成」を目指す社会の前提には、国民の判断力、国民全員の「知」の発展が必要なのでしょうね。
さあ、私も引き続き、歴史を学びたいと思います!
2016年2月5日金曜日
「話さずに伝える」方法 「研修ファシリテーターのための研修成功のポイント」(1)
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| 2016年1月3日「マインドマップ 目標実現GIFT 1日集中講座」での 塚原美樹の講義風景 |
もちろん、話してはいるのですが、「話さずに伝える」方法を知っていて、それを上手く使っているということです。
「話さずに伝えるって、いったい、どういうこと?」
とお思いですよね?
今日はこれについてお話しさせていただきます。
この方法が分かると、プレゼンや講義などが上手にできるようになるだけでなく、社内のマネジメントが上手になったり、営業担当者であればお客様との折衝が上手になります。
とても役立つ考え方だと思うので、ぜひ、興味を持って読んでくださいね。
「話さずに伝える」方法
(1) 場の構造を「1対N」から「Nの集合」に変える
講師が話しすぎている時、場の構造はどうなっているかというと、「1対N」で、こんな感じではないでしょうか。
[講師] → [受講者 受講者 受講者 受講者]
こういう構造の場になってしまうと、受講者は受け身の立場で、講師から何かを受け取るだけになってしまいます。
「講師が話していることが正解です」という構図です。
この場合、受講者の反応は以下のいずれかではないでしょうか。
・A:講師の言うことに納得する
・B:講師の言うことに批判的な気持ちになる。
・C:講師の言うことがよく分からない。
・D:講師の言うことを鵜呑みにする。
もちろん、講義の中ではこういうシーンもあるのですが、この構造だけですと、全員に納得してもらうことができません。
そこで、場の構造を次のように変えるとどうなるでしょうか。
[受講者 受講者 受講者 受講者]
↑
[講師]
ちょっと分かりにくい図で申し訳ないのですが、この図は、受講者が各々情報発信をしており、相互に協力しながら考えているのを、講師が下からサポートしているという構造を表しています。
これは、ファシリテーター型講義のイメージです。
この場合には、受講者は受け身の立場ではなく、能動的な立場になっています。
受講者は自分が「考えること、理解すること」に積極的に参画しているため、納得しやすくなります。
では、どうすれば、このような場の構造を生み出せるのでしょうか?
(2) 受講者に話してもらう
場の構造を、受講者が参画するようなものにするために、講師がやるべきことは「問いかける」ということです。
「このテーマについて、皆さんはどうお考えになりますか?」
いきなり、ここで誰かを指すと、指された受講者は引いてしまいますので、注意してください。
自分の意見を言いやすい雰囲気づくりが大切です。
「では、お隣の人と話してみていただけますか?」
まず、自分の考えを言いやすい、隣の受講者の方と意見交換をしていただきます。
「では、今度は全体共有したいのですが、どんな話が出ていたか共有していただけますか?」
ここでも、「あなたの意見を言ってください」ではなく、「どんな話が出ていたか共有してください」としています。
自分の意見ですと、「間違っていたらどうしよう」のような気持ちが働き、言いにくいものですが、出ていた話をするだけで良いのなら、気が楽ですよね。
受講者の方が発表してくれたら、まずお礼をしましょう。
「ありがとうございます」
その上で、いただいた意見をもとに受講者全体に話を広げていきます。
「Aさんの今の意見について、Bさん、どのようにお考えになりますか?」
「反対の意見の人は?」
「同じ意見の人は?」
「よかったら、あなたの意見を聞かせてもらえませんか?」
こんな感じです。
このようなファシリテーションをしていると、受講者同士が話し始め、お互いに意見交換をしあうという場を作ることができます。
講師が一方的に正解を話すのではなく、「受講者が共に考える」という場が生まれます。
(3) 受講者が考えたことをまとめる
ある程度、十分に受講者同士の話し合いができ、受講者がテーマに対して積極的に考えることができたと思ったら、最後に、受講者から出てきた話のポイントを講師がまとめます。
この時に、講師が行っているのは「繋げる」という作業です。
受講者は様々なことを話しますので、必ずしも、こちらが伝えたいこととは違うことも出てきます。
受講者から出てきた色々な話の中から、学習してもらいたいポイントに繋がるものを探し、上手く繋げるようにしてまとめるのです。
「つまり、ポイントは〇〇、××、●●ということでしょうか。Aさんの話は〇〇そのものですね。Bさんの意見は××と関係していましたね・・・・」
時には、こちらが想定していた以上のものが受講者から出てくることもあり、この方法で講義を進めると、大変な効果が現れることがあります。
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今日は、講義というシーンを通じて、「話さずに伝える」方法についてお話ししましたが、これは営業活動のシーンや日常の会議の場などでも使えると思います。
皆さん自身の体験に結びつけて、考えてみていただけたら嬉しいです。
場所:
クリエイト紀尾井町
2015年7月2日木曜日
プロ講師、プロの研修ファシリテーターであろう
| 研修風景(2014年2月撮影) |
しばらくご無沙汰していたのですが、久しぶりにご連絡し、ご挨拶をお願いして昨日訪問をして参りました。
お話をする中で、「セミナーの講師」と「企業研修の講師」は明らかに違うという話に。
そうです。
確かに、「セミナーの講師」と「企業研修の講師」は立場も違えば、ファシリテーションの仕方も違う。心構えもマナーもすべて違います。
他にも講師業には種類があり、「予備校講師」「講演講師」「カルチャー教室の講師」など、さまざま。
一言で「講師」と言っても、本当に幅広い仕事があるのですよね。
「セミナーの講師」というのは、オープンセミナーなどの講師のことで、私もマインドマップ講座やフォトリーディング講座を開催するときは、「セミナーの講師」としての顔で講義に向かいます。
セミナー講師の場合には、講師のカリスマ性やタレント性が重要で、講師の魅力で受講者にファンになっていただくというケースが多いでしょう。
その講師のオリジナル講座であれば、よりカリスマ性、タレント性が際立つことと思われます。
一方で、「企業研修の講師」は企業の課題解決としての人材育成を行っているのであり、そのミッションを果たすことが仕事です。
ですので、講師のカリスマ性、タレント性などは求められておらず、職業としての講師業をきっちりこなすことが大切です。
ですので、講師業を目指す場合には、どのようなタイプの講師業を目指しているのかを具体的にイメージする必要があるでしょう。
あまりにタレント性が強すぎると、企業研修の講師としては通用しないということもありますし、企業研修の講師しかしていないと、セミナーの講師としては魅力がない、ということもあるでしょう。
私は本当に、多種多様な講師業をさせていただくことができました。
・企業研修講師
・オープンセミナー講師
・講演講師
・予備校講師
・カルチャー教室講師
どういうわけか、どれか一つの仕事に偏るもことなく、それぞれのタイプの講師業をくまなくやるチャンスに恵まれてきました。
中途半端とも言えますが、幅広い体験をすることができて本当に良かったと思っています。
おかげで、講師と名のつく仕事は、ほとんどどのような仕事もこなせる自信がついてきました(専門性を求められる話はもちろんムリです)。
私は、自分は「研修ファシリテーションのプロ」であり、本当の「プロ講師」でありたいと思っており、そう名乗るようにしています。
どのようなオーダーが来ても、仕事をやり遂げたい。
講演も、研修も、セミナーも。
やっていることに多少の違いはありますが、根本的には、受講者の方々に「学習」が起きるための仕事をしているのです。
方法は色々あって構わず、自分のスタイルにこだわる必要もありません。
色々なタイプの講師をしていると、個性がなくなるように思うかもしれませんが、実はそうでもありません。
どのような仕事をしても、きちんとその講師のカラーは活かせます。
また、私は自分はオリジナルコンテンツを作るメーカーではなく、コンテンツをどのようにデリバリーするか、そのデリバリーの方法に強みを持ちたいと考えています。
ちょっとした話の組み立て方や受講者との関わり方、ファシリテーションの仕方や話の内容などに、その講師の個性はきちんと出てきます。
逆に自分のスタイルにこだわりすぎると、選択肢が狭くなる。
もっとたくさんの方法を持ち、多くの「学び」の場に、役に立てる講師になりたい。
さらには、それを後進にも伝えて行きたいと思います。
| 組織内におけるマインドマップの講義風景 |
2015年6月30日火曜日
講師力が飛躍的に伸びる「アクセラメンツ」
「アクセラメンツ」とは、accelerated learning elements を略した造語で、「加速学習を促進するための要素」といった意味です。
つまり、研修講師などの学習を促進するファシリテーターが、いかに受講者にとって効果的な場を提供するか、その要素を学ぶ講座、つまり、研修ファシリテーターのための講座です。
開発者は人間開発分野で幅広く活躍されているアメリカ人のポール・シーリィ博士。彼は世界中でヒットした情報処理技術「フォトリーディング」の開発者でもあります。
私はフォトリーディングの講座を2008年から担当し、すでに200回程度、講座登壇しながら、不思議だな〜と思うことがありました。
フォトリーディングの講座は2日間、正味16時間なのですが、参加した方々の多くは、
「長くて大変かと思っていたけれど、あっと言う間だった」
「読書への考え方が180度変わった」
「受講後に人生が大きく変化した」
などということをおっしゃいます。
私はこれらの言葉を聞いて、「なぜ、こんな風に楽しみながら過ごしているだけで、受講者に大きな変化が起きるのだろう、その秘密はどこにあるのだろう」と思っていました。
実は、フォトリーディングの講座はアクセラメンツを使って構築されていたのです。
フォトリーディングのインストラクターは、約半年かけて、正味3週間のトレーニングを受け、自分なりにトライアル講座を開催し、最後の審査を受けて認定されます。
そのトレーニングの最中に教わった様々なことは、実はアクセラメンツに基づいていたのです。
2013年6月にポール・シーリィ博士が来日し、初めて日本でアクセラメンツが紹介されました。
フォトリーディングのインストラクタートレーニングでも、本当に様々な講師スキルを学ばせていただいたのですが、アクセラメンツを受講することで、すべてのことが綺麗に繋がって来た思いでした。
脳科学を背景とする学習理論に基づいた講座構成方法、ファシリテーションのノウハウ、ファシリテーターとしての心構えなど、研修講師が身につけるべきことを一気に学ぶことができます。
さらには、学校で教える先生方にも、是非、アクセラメンツを学んで欲しいと私は思います。
先生は「ティーチャー」なわけですが、学校の中でも先生方が少し「ファシリテーター」の要素を取り入れてくれたら、学校はもっと楽しくなるのではないかと思います。
子どもたちが「勉強は嫌い」と言うのはなぜなのでしょう。
本来、学習することが楽しいことなのに。
さて、アクセラメンツ講座の無料説明会を以下の日程で開催します。
7月3日(金)19:00~
7月16日(木)19:00~
7月29日(水)19:00~
ご興味のある方は、以下のサイトをご確認いただき、是非おでかけください。
http://www.human-respect.co.jp/kojin/accelements.html
2015年6月5日金曜日
アクションラーニング 基礎講座 (PSD) 5日間コース 終了
| アクションラーニング基礎講座の参加メンバーと。 日本アクションラーニング協会からPSDの認定が出されます。 |
昨晩、5日間のアクションラーニング基礎講座が終了しました。
3時間×5日間をほぼ2週間でこなし、皆さんもだいぶ質問会議に慣れて来た様子です。
場を見る力
質問する力
学習への理解
この3つの力が、アクションラーニングコーチ(ALコーチ)には求められます。
今回はアクションラーニング基礎講座ですので、合計15時間で、まず質問会議の流れを掴み、ALコーチを皆さんに体験していただきました。
その中で、ファシリテーションやチーム学習、組織開発などについて考えていただいています。
当講座の修了者は日本アクションラーニング協会からPSD修了の認定を受け、上級講座であるALCコースに進めます。
ALCコースは、プロのHRコンサルタントや人事担当者、部門内プロジェクト担当者などがご参加なさるコースで、日本アクションラーニング協会で開催しています。
講師は、日本に質問会議を持ち込まれた協会代表の清宮普美代さん。
清宮さんのファシリテーションは、これぞALコーチといった感じの手放し感があり、私も毎回、学ばせていただいています。
ラベル:
ActionLearning,
Facilitation,
PSD,
アクションラーニング,
チーム学習,
ファシリテーション,
組織開発
場所:
クリエイト紀尾井町
2015年6月3日水曜日
アクションラーニングを活用した変革プログラム
| アクションラーニング「質問会議」セッションの様子 |
昨日はアクションラーニング基礎講座DAY4を開催していました。
講座は19時から22時までの3時間ですが、皆さん、仕事帰りに急いでおいでになるので、終了時にはお腹がすき、毎回のように食事(?飲み?)に出かけています。
質問会議のセッション後というのは、お互いに共感が生まれているので、飲み会の話も非常に盛り上がり、毎回、楽しい会になっています。
弊社では、この講座を夜間5回シリーズで開催しているので、開始から終了まで、二週間以上かかることがほとんどです。
二日間集中の講座も良い点がたくさんあると思いますが、今回のように講座内容を分割して、複数日で実施すると、また面白い効果が現れます。
日を置いて振り返ることで、学んだ内容が脳の中で定着するのでしょう。
一気に学習するよりも、理解も深まり、記憶にも残って行くようです。
もちろん、チームの人間関係も強まって行きます。
アクションラーニングは組織開発とチーム学習の手法ですので、このように活動時間と回数についての設計は、変革プログラムの中に組み入れるべきでしょう。
組織によっては、全国各地または世界中から育成対象者を集めたいために、2日間の集中研修を行う方がよい場合もあります。
一方で、同じ場所で働く人たちでできている組織を少しずつ底上げして行きたいという場合には、夜間短時間を数回繰り返した方が効果的であるという場合もあります。
弊社の研修も、目的に応じて時間数と回数を検討し、単なる研修ではなく、組織やマネジメントの、または営業プロセスの変革プログラムとしてご提供しています。
ラベル:
ActionLearning,
Facilitation,
PSD,
アクションラーニング,
チーム学習,
ファシリテーション,
組織開発
場所:
クリエイト紀尾井町
2015年5月28日木曜日
アクションラーニング基礎講座DAY3実施しました
| アクションラーニング・マーコードモデル開発者のマイケル・マーコード博士、 日本アクションラーニング協会の清宮普美代代表と (2013年8月撮影) |
弊社が取り組んでいるのは質問会議と呼ばれるアメリカのマイケル・マーコード博士が開発したアクションラーニングの一手法ですが、質問会議の面白い点は、「チームで考える」体験ができるところです。
コーチングと似ているように捉えられることがありますが、質問会議で行っていることは、コーチングとはかなり違います。
学習の対象者は問題提示者(話題の提供者、問題を抱えている人)だけではなく、問題提示者の問題解決を助けるメンバーも含みます。
つまり、チームメンバー全員が学習しているのです。
メンバーと問題提示者は、「質問をするか、質問に答えるかしかしてはいけない」というルールのもとで対話をし、問題提示者の抱える問題を解決します。
はじめは、メンバーが問題提示者に問題提示者の状況を質問するということが行われます。
しかし、この時、メンバーは問題提示者に対し、決してコーチのようなことをしているわけではありません。
メンバーも問題提示者の抱える問題を「自分ごと」として一緒に考えているのです。
ですので、メンバーは問題提示者に「気づき」を与えようなどということをするわけではありません。
お互いに平等と尊重を重んじて関わる心構えがあると、メンバーは単に問題提示者を助けているだけでなく、問題提示者の抱える問題を自分の問題に置き換えたり、あてはめたりして、一緒に考えることができます。
チームが本当に一緒に考えるということが出来始めると、問題がテーブルの上に乗ったような状況になり、その問題は決して問題提示者だけの問題ではなくなってきます。
メンバーも問題提示者もお互いに考え、自分の頭に浮かんだ問いを素直に口にします。その問いがきっかけになり、他のメンバーがまた考えはじめ、チームでの思考は深まっていきます。
この質問のやり取りの際、参加者が自分の考えに捉われていると、良い質問をすることができません。「相手に気づかせてやろう」というような意図のある質問をしてしまうことになり、一緒に考えることができなくなります。
質問会議のセッションが非常に上手く行くときには、意図のある質問があまりなく、素直に全員が問いを発し、お互いの頭を使いながら、一緒に考えることができています。
この「チームで考える」体験は、多くのビジネスパーソンにとって大変な能力開発に繋がると私は思います。
現代においては多くの企業においてソリューション型のサービス提供が求められています。自社の手持ちの商品を売り込むだけでは事足りず、顧客自身も気づかない隠れたニーズ、ウォンツを発見することが求められています。
隠れたニーズ、ウォンツを発見することで、自社の商品や技術を新たな製品やサービスに作り直し、顧客にソリューションを提供できるのです。
しかしながら、多くのビジネスパーソンは自分の頭だけで考えてしまう習慣を身につけてしまっています。
顧客の話に耳を傾け、素直に質問をすることで、顧客の隠れたニーズ、ウォンツを引き出すことが出来れば良いのですが、少しだけ顧客の話を聞いて、勝手に問題解決をしてしまいます。
すると、顧客の本質的なニーズ、ウォンツにたどり着くことができません。
多くのコンサルタントや営業担当者、技術者がこういった問題を抱えています。
今までにチームで考えるという体験がなく、優秀であればあるほど、自分だけで問題の解を見つけ出すことをし続けて来たのですから、仕方ありません。
まず、チームで考えることにより、ブレイクスルーが起きる体験をすること。
ここから始めるのが良いでしょう。
チームで考えることができるようになれば、顧客に素直に質問をして、顧客とともに考えることができるようになると思います。
2015年5月27日水曜日
チーム学習を促すファシリテーション
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| アクションラーニング・質問会議の特徴 |
夜3時間×5回で、アクションラーニング 基礎講座 (PSD)を開催しており、昨晩はその2回目でした。
私は2007年から、日本アクションラーニング協会でアクションラーニングを学んでおり、2013年からは、協会の許可を得て、弊社主催でアクションラーニング基礎講座を開催するようになりました。
アクションラーニングは、体験すれば体験するほど面白く、本当に様々な可能性が開けてくる手法であると思います。
現在、日本アクションラーニング協会が展開している手法は、アメリカ人のマイケル・マーコード博士が開発した手法で、一般的には「質問会議」と呼ばれています。
5〜6人程度のチームが50分間の対話をすることで、一つの問題解決を行います。
けれど、単に問題解決をしているだけではなく、実は、現場の問題を解決しながら、チームプロセスの学習を行ってもいるのです。
この質問会議には、ルールとして仕掛けがされており、参加者は「質問をするか、質問に答えるか」しかしてはならず、自ら語ることを禁止されています。
また、質問会議には必ずALコーチ(アクションラーニングコーチ)がファシリテーター役として参加しますが、ALコーチは問題解決、すなわち会議の内容(コンテンツ)には、一切、関わりません。
ALコーチが関わっているのは、会議のプロセスです。
コンテンツとプロセスという概念は、なかなか分かりにくいかもしれませんが、ファシリテーションについての理解を深める際には、この違いの理解は必須です。
ファシリテーターとは「プロセスに関わることででチーム活動を促進する役割である」と定義することができると思います。
ALコーチは、ファシリテーターの一種です。
他のファシリテーター以上に、コンテンツへの関わりが低く、プロセス管理に重きを置いています。つまり、ALコーチはコンテンツには関わらないため、他のファシリテーター以上に問題解決(コンテンツ)には関与しません。
一方で、ALコーチは、チームプロセスが改善されていくのをサポートしています。
チームプロセスとは、チームが何かの仕事をするプロセスということです。
チームプロセスには無意識的にパターンが生まれてきます。
どんな仕事をしても、うまく成し遂げる良いチームもあれば、うまく行かないチームもあるように、そのチームが無意識的に学んできた人間関係やコミュニケーションがパターンとなり、チームの成果を左右しているのです。
ALコーチの一番の役割は、このチームプロセスを良いものにするために、チームに学習をさせる点です。
チーム学習を促進するために、ALコーチは、場を見て、質問を投げかけ、チームでのリフレクションを促します。
簡単に言うと、この図のように、ALコーチが介入し、質問を投げかけることで、チームメンバーは、自分たちのチームの様子を、まるで外から眺めているように俯瞰することが可能になります。
このために、チームメンバーが自ら、自分たちのチームプロセスを振り返ることができるのです。
アクションラーニングの体験を重ねることは、チーム学習を促すファシリテーション力を高めることにもなりますし、プロセス改善を具体的にどのように行うと良いのかについて学ぶことにもなると思います。
他にも、たくさんの使い道があります。
今夜は5回シリーズの3回目。
また、違った話をしたいと思います。
場所:
クリエイト紀尾井町
2015年5月21日木曜日
アクションラーニング 基礎講座、夜間5回で開催中!
| 紀尾井町ラーニングカフェでのアクションラーニング演習 |
ゆうべから、「アクションラーニング 基礎講座」が始まりました。
弊社では、日本アクションラーニング協会の許可のもと、当講座を主催しています。
本部講座は平日の日中ですが、弊社では、普通のビジネスパーソンが自己研鑽のためにアクションラーニングを学べるよう、平日の夜に複数回で、または土日に開催しています。
アクションラーニングは現場の問題解決に取り組み行動することを通して、学習を進めていくという能力開発の手法です。
個人の能力はもちろんですが、チーム、組織の能力も開発できます。
昨日は、再受講者も含めて6名の方々がご参加。
そのうちお一人は、当講座でご提供しているアクションラーニングの一手法「質問会議」も初体験でしたが、今回のご参加者は全員、非常に洞察力も理解力も高いので、こちらが驚かされます。
ほんの1時間程度の講義のみで、ちょっと分かりにくい組織開発と学習についての概念を素早く掴み、学びのポイントを良く理解してくださいました。
おかげで、第1回目のセッションは、私がアクションラーニングコーチを努めて実施したのですが、非常に良いセッションとなりました。
アクションラーニングは個人とチーム、組織の能力開発にとても良い効果を発揮します。
中でも私が特に気に入っていることを三つだけご紹介しますと・・・
- プロセス観察力と介入力がつくので、ファシリテーション力が相当レベルアップします。
- 一人で考えるのではなく、チームで考える体験ができるため、参加者全員がチームの力を最大化するためのコミュニケーション力を高めることができます。
- ブレークスルーが起きます。自分の思い込みに気づき、新しい物の見方ができるようになります。
押付け型ではなく、引き出し型。
さまざまな企業で、コンサルティング営業がこのスタイルになっていますよね?
ついつい、自分の商品を押付けてしまうトークになると、お客様との良い信頼関係が築けないこともありますね。
ご自身の仕事の能力を真剣に高めようと考えている前向きな6人の方々と、残り2週間であと4回。
講座の中で取り組む問題解決のためのセッションはナマものですので、何がどうなるかは分からない。私も真剣勝負で取り組みます。
さて、このクラスにどんな学習が起きることやら、とても楽しみです。
写真は昨年11月に弊社の勉強会、紀尾井町ラーニングカフェでアクションラーニングを実施した時の様子です。
この時は20人くらいご参加なさったのかな、盛況でしたね〜。
ラベル:
ActionLearning,
AL,
Facilitation,
アクションラーニング,
ファシリテーション
場所:
クリエイト紀尾井町
2013年7月27日土曜日
マインドマップで会議をしよう!
| 会議で活用するマインドマップ |
会議ファシリテーションにマインドマップを使うなら、こういう感じのミニマインドマップが最適でしょう。
発散と収束を交互にしながら、みんなの意見を見える化し、会議を進めていくことができます。
写真は、弊社のマインドマップの二日間講座で行った模擬会議で、受講者の方がファシリテーションしながら書いたマインドマップです。
マインドマップのセミナー情報はこちらからご確認ください。
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