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2015年7月13日月曜日

気持がラクになれば本は読める

フォトリーディング集中講座で最初に行う読書テストの結果を共有した板書の写真
フォトリーディング集中講座で最初に行う読書テストの結果を共有した板書

この土日はフォトリーディング集中講座を開催していました。

この板書は講座の最初に行う「初めの3分間テスト」の板書です。

最初から楽しく読めている方もいらっしゃいますが、多くの人が問題を抱えています。

「読んでも頭に入らない」

「忘れてしまうのではないかと不安を感じる」

「心の中で音読しているのが気になる」

「雑念が浮かぶ」

「3分間がキツイ」

「読まされている感がある」

これらの問題が解消されると、読書力は遥かに向上します。


・自然に楽に集中できている。

・あせる気持がなく、本に入り込めている。

・楽しい気持で目的意識を持って読めている。

こうなったらいいですよね。

昨日の夕方、フォトリーディング集中講座の二日目には、最初のテストで皆さんが抱えていた問題はほぼ解消されました。

「とても気楽に読めた」

「目的があるので、全部読まなくてはいけないというようなこだわりがなくなった」

「スラスラと読めた」

「罪悪感がなくなった」

読書の邪魔をしているのは、案外、自分自身の中にある「思い込み」だったりします。

「全部きれいに読まなくては」

「一度読んだところを忘れないようにしなくては」

「一度で完全に理解しなくては」

こういった「〇〇せねばならない」という思考法は、読書の邪魔になるだけで、良い結果を生みません。

もっと気持をラクに持って、読書を楽しい気持で行えれば、脳が自然に働いてくれ、文書処理力もぐっと上がります。

次のフォトリーディング集中講座は2週間後。

講座は生ものですから、毎回、何が起きるかワクワクします。

再来週も楽しい講座をご提供できるように頑張ります!

2015年7月2日木曜日

プロ講師、プロの研修ファシリテーターであろう

研修風景(2014年2月撮影)の写真
研修風景(2014年2月撮影)

以前、弊社の講座に、とある研修会社の営業部長様がおいでくださいました。

しばらくご無沙汰していたのですが、久しぶりにご連絡し、ご挨拶をお願いして昨日訪問をして参りました。

お話をする中で、「セミナーの講師」と「企業研修の講師」は明らかに違うという話に。

そうです。

確かに、「セミナーの講師」と「企業研修の講師」は立場も違えば、ファシリテーションの仕方も違う。心構えもマナーもすべて違います。

他にも講師業には種類があり、「予備校講師」「講演講師」「カルチャー教室の講師」など、さまざま。

一言で「講師」と言っても、本当に幅広い仕事があるのですよね。

「セミナーの講師」というのは、オープンセミナーなどの講師のことで、私もマインドマップ講座やフォトリーディング講座を開催するときは、「セミナーの講師」としての顔で講義に向かいます。

セミナー講師の場合には、講師のカリスマ性やタレント性が重要で、講師の魅力で受講者にファンになっていただくというケースが多いでしょう。

その講師のオリジナル講座であれば、よりカリスマ性、タレント性が際立つことと思われます。

一方で、「企業研修の講師」は企業の課題解決としての人材育成を行っているのであり、そのミッションを果たすことが仕事です。

ですので、講師のカリスマ性、タレント性などは求められておらず、職業としての講師業をきっちりこなすことが大切です。

ですので、講師業を目指す場合には、どのようなタイプの講師業を目指しているのかを具体的にイメージする必要があるでしょう。

あまりにタレント性が強すぎると、企業研修の講師としては通用しないということもありますし、企業研修の講師しかしていないと、セミナーの講師としては魅力がない、ということもあるでしょう。

私は本当に、多種多様な講師業をさせていただくことができました。

・企業研修講師
・オープンセミナー講師
・講演講師
・予備校講師
・カルチャー教室講師

どういうわけか、どれか一つの仕事に偏るもことなく、それぞれのタイプの講師業をくまなくやるチャンスに恵まれてきました。

中途半端とも言えますが、幅広い体験をすることができて本当に良かったと思っています。

おかげで、講師と名のつく仕事は、ほとんどどのような仕事もこなせる自信がついてきました(専門性を求められる話はもちろんムリです)。

私は、自分は「研修ファシリテーションのプロ」であり、本当の「プロ講師」でありたいと思っており、そう名乗るようにしています。

どのようなオーダーが来ても、仕事をやり遂げたい。

講演も、研修も、セミナーも。

やっていることに多少の違いはありますが、根本的には、受講者の方々に「学習」が起きるための仕事をしているのです。

方法は色々あって構わず、自分のスタイルにこだわる必要もありません。

色々なタイプの講師をしていると、個性がなくなるように思うかもしれませんが、実はそうでもありません。

どのような仕事をしても、きちんとその講師のカラーは活かせます。

また、私は自分はオリジナルコンテンツを作るメーカーではなく、コンテンツをどのようにデリバリーするか、そのデリバリーの方法に強みを持ちたいと考えています。

ちょっとした話の組み立て方や受講者との関わり方、ファシリテーションの仕方や話の内容などに、その講師の個性はきちんと出てきます。

逆に自分のスタイルにこだわりすぎると、選択肢が狭くなる。

もっとたくさんの方法を持ち、多くの「学び」の場に、役に立てる講師になりたい。

さらには、それを後進にも伝えて行きたいと思います。

組織内におけるマインドマップの講義風景の写真
組織内におけるマインドマップの講義風景

2015年6月29日月曜日

マインドマップ読書術〜読書を再定義する!


マインドマップ読書術 プラクティショナー 1日集中講座 演習風景の写真
マインドマップ読書術 プラクティショナー 1日集中講座
演習風景

今週末は、土曜、日曜ともにマインドマップのコースを開催していました。

土曜は「マインドマップ読書術 プラクティショナー 1日集中講座」、日曜は「マインドマップ プラクティショナー 1日集中講座」。

マインドマップの開発者であるトニー・ブザンの「知的活動」についての考え方は、マインドマップ、メモリー、スピードリーディングの3つを総合することで完成されています。

特に、スピードリーディングのコンテンツは非常に面白く、結構、AHA!があります。

ブザン氏は、読書を単に「読む」こととは捉えておらず、人間が読書を通して行っている知的活動の全体像をスピードリーディングのコンテンツで解き明かしてくれています。

彼は自身の知的活動に対する分析を「読書を再定義する」と表現しており、以下の7つの段階が読書〜知的活動にはあるとしています。

・認識(Recognition)
・取り込み(Assimilation)
・読解(Comprehension)
・理解(Understanding)
・保持(Retain)
・想起(Recall)
・コミュニケーション(Communication)

この7段階で私が特に面白いと思うのは、読解(Comprehension)と理解(Understanding)を分けて考えている点です。

ブザンは、読解(Comprehension)においては、人は文章内における「内統合」を行っており、理解(Understanding)においては、外部の情報との「外統合」を行っているとして、この二つを明確に分けています。

内統合とは、要するに「書いてあることの意味が分かる。言わんとすることが分かる」ということで、高校生くらいまでの国語の授業の読解と同じことを言っています。

一方で、外統合とは、書いてあることが分かるだけでなく、自分の体験や他の知識との繋がりが見出せ、「深く理解し腹落ちする」といったようなことです。

私は大人の読書においては、内統合以上に外統合のほうが大切であると思います。

知的活動の中では、時には、内統合が完全に行われなくても、外統合は行われることもあります。

もし、読書を知的活動の一手段と位置づけるのであれば、本を読むことは、それ自体が目的なのではなく、本を活用して自分の能力を磨き、仕事などの場面で、なんらかのアウトプットをすることのほうが、大切になります。

すると、本を理解せずとも、外統合が起こり、良きアウトプットが出せた場合には、それでその読書の成果は得られたとも言えます。

この考え方で読書スピードをアップさせようとしているのが、フォトリーディングであるとも言えるでしょう。

内統合と外統合という二つの概念を生み出したのは、ブザン氏ならではであるように思います。

彼は、脳の第一言語は "Image" であり、脳のしている仕事は "Imagination & Association" であると言っていますが、「統合」という概念は、つまりは他の事柄との繋がり、すなわちAssociationを見出すということであると思います。

「読む」という作業は、実は「繋がりを見出す」作業であり、繋がる先は、文書の中だけではなく、人間の頭の中にもあるのです。

スピードリーディングとフォトリーディングの両方を学んだ人は少ないかと思いますが、私としては、両方を学ぶことで、より読書に対する理解が深まると思います。

受講者の一人が、こんなことを言っていました。

「読書というのは、本当に自由で良いのだということが良くわかった。」

読書は、目的ではなく手段。
こう思えば、様々なスタイルの読書があって良いのですよね。

講座では、トニー・ブザンが提唱する

MMOST (Mindmap Organic Study Technique) (「エムモースト」と読みます)

もご紹介し、非常に効率的かつ効果的な読書をご体験いただきました。

マインドマップ読書術では知的活動として読書を再定義しますの写真
マインドマップ読書術では知的活動として読書を再定義します

MMOST(Mindmap Organic Study Technique)によるマインドマップ読書の写真
MMOST(Mindmap Organic Study Technique)によるマインドマップ読書


2015年6月26日金曜日

グラフィックMBA第7期実施中

マインドマップを使ってSWOT分析を解説(2013年11月撮影)の写真
マインドマップを使ってSWOT分析を解説(2013年11月撮影)

今週の水曜日は、グラフィックMBA ベーシックコースの第7期、6回コースの3回目でした。

このコースは、なかなか学びにくい戦略や経営の知識を、2時間半×6回のコースで、ラクな気持で学んで行こうというもの。
6回のコースが終わる頃には、一つのケーススタディに対して、重要成功要因〜KFS、つまり、その会社がこれからすべき大切な課題が見えてくるということを目指しています。

第1回目は、経営と戦略の全体像を掴み、6回コースのゴールのイメージを掴みます。
第2回目は、その会社の重要な課題を見出すために会社の特長を掴むことを目的に、環境分析を学び、ケーススタディの環境分析を行います。

そして、今回の第3回。

この回では、環境分析をより深く行うために、競争戦略の考え方を学びます。
取り上げているのは、ポーター、コトラー、バーニー、プラハード&ハメルの理論です。
これらの競争戦略の理論を学ぶことで、自社の強みがより深く理解できたり、競合との違いが見えて来て、今後進むべき方向性がだんだん見えてきます。

ただ、ここまでは、まだ分析段階であり、何をすべきかは見えていません。
自社がどうなって行くのか、何をすれば良いのか、
については、このあとの第4回以降に考えて行きます。

どのような理論もそうですが、理論というのは現実を一般化したものであり、現実の業界や企業を見た場合、その理論が綺麗に当てはまるということはありません。ですので、理論を学んだら、その理論をどう応用するかを考えた方が良いでしょう。

たとえば、ポーターの競争戦略を学ぶと、以下のようなことが分かります。

競争の捉え方には以下の2つの軸がある。

・1つは、競争の種類を軸として、コストを下げて戦う方法と差別化して戦う方法。
・もう1つは、競争の範囲を軸として、広い範囲で戦う方法と狭い範囲に絞って戦う方法。

この2つの軸の組み合わせで、以下の4つの競争戦略が考えうる。

・コストリーダーシップ戦略
・差別化戦略
・コスト集中戦略
・差別化集中戦略

これらの理論をヒントに、現実の企業について応用して考えてみます。

たとえば、差別化で競合と戦うことを考えている企業が、なかなか上手く行かず、よく考えたら「競争の範囲が広すぎる」ために、資金的に間に合わず、苦しくなっていることに気づいたとします。そこで、戦う市場を絞り、差別化集中戦略にシフトすることを考えます。けれど、市場を絞るにしても、その市場の持つ購買力で会社を維持できるかどうかについても考えなくてはなりません。そこで、自社の強みを考え、どの市場に絞れば成功するのかを検討します。

このように、理論は、今後の進むべき道を探るヒントを得るために応用すれば良いのです。

さて、来週のグラフィックMBAは第4回、マーケティングを学びます。
マーケティング的な視点でその会社を見ると、その会社がどの方向に進むべきか、より明確化してくるはずです。

2015年6月15日月曜日

マインドマップの守破離

マインドマップ アドバンス・プラクティショナー 1日集中講座でのグループマインドマップの写真
マインドマップ アドバンス・プラクティショナー 1日集中講座
でのグループマインドマップ

今週末は土日の二日間に渡って、マインドマップ講座を開催していました。

土曜日は「マインドマップ プラクティショナー 1日集中講座」
日曜日は「マインドマップ アドバンス・プラクティショナー 1日集中講座」です。

プラクティショナーはマインドマップの基礎を習得し、その原理を理解する講座、アドバンス・プラクティショナーは、それらを伝えられるだけの理解にまで深める講座です。

聞いて分かったというのと、本当に腹落ちして分かり人に伝えられるというのとでは、かなりな違いがあります。
人に何かを伝えるためには、単に分かったというレベルでは十分ではなく、本当に腹落ちしている必要があります。

腹落ちするためには、頭の中で、新たに学んだことと別の様々なこととの関連性が見出せ、知識同士の複雑な繋がりが作られている必要があります。

たとえば、経営論で新たに学んだリーダーシップ理論が、学生時代の自分の体験と結びついたり、まったく分野が異なるマーケティングの購買動機理論と結びついたりするといったことです。

理解の深さというのは、その知識が他の知識や情報といかに複雑に繋がっているかの度合いで決まるのだと思います。

マインドマップの開発者であるトニー・ブザンから、「ダビンチのルール」として、

 「すべてのものは繋がっている」

という言葉を教えていただきましたが、同じことと言えるでしょう。
すべてが繋がっているとすれば、あらゆることに興味を持って学ぶことが自分の専門性を高めることに繋がるとも言えるでしょう。

日本には、武道、茶道、芸術分野における上達のプロセスとして、守破離という言葉があります。

守は型を守ること。
破は型が身に付いて来た人が、自分なりに研究を重ね、別の型を試し、最初に学んだ型を破ること。
離は、型の奥にある原理・原則が身に付き、型から離れていても原理・原則が体現できているということ。

深い理解というのは「離」の域に至るということですが、型の奥にある原理・原則が様々な事柄に複雑に繋がっているからこそ、型から離れられるのです。

一方で、教える立場に立つ場合には、初心者には離を教えてはならず、守、つまり、まず、型を教える必要があります。
初心者は原理・原則を十分には理解できないため、いきなり離を促してしまった場合、原理・原則を曲解することになるからです。

マインドマップの場合には、メンタル・リテラシー(頭を使いこなす力)という概念が原理・原則です。
そして、その方法はと言うと、

Imagination(イメージすること)
Association(繋げること、関連させること)
Gestalt(全体性)

という脳の持つ3つの機能を活かすことがポイントであると思います。

マインドマップ アドバンス・プラクティショナーは組織内でマインドマップを教えることができる資格。
メンタルリテラシーを深く理解し、組織の中に広めて行ってください。

マインドマップ講座風景・関連書籍の写真
マインドマップ講座風景・関連書籍 
マインドマップ講座風景・ペリフェラルポスターの写真
マインドマップ講座風景・ペリフェラルポスター
グループ・ミニマインドマップの写真
グループ・ミニマインドマップ

2015年6月13日土曜日

第2回紀尾井町電子ブックカフェを開催しました

電子書籍リーダーを使っての読書会の様子 (2014年5月撮影)の写真
電子書籍リーダーを使っての読書会の様子 (2014年5月撮影)

ゆうべは弊社の勉強会「紀尾井町電子ブックカフェ」を開催しておりました。

今までも、弊社では既受講者の方々のフォローとして、「紀尾井町ラーニングカフェ」という勉強会を開催してきましたが、今年からは読書を一緒にできる場として「ブックカフェ」を継続開催しています。

今年は偶数月が「電子ブックカフェ」、奇数月が「MBAブックカフェ」です。

電子書籍は2年くらい前から本格的な普及期に入ったかと思ったのですが、製品ライフサイクルで言うと、まだまだアーリーアダプターが使っている時期なのでしょうか。まだ電子ブックカフェへの注目も少ないようで、昨日もご参加者は数名でいらっしゃいました。

しかしながら、本などの文字媒体の電子化はどんどん進むことと思います。

つい数日前に、Appleが新しい音楽配信サービスの"Apple Music"を発表しましたね。

毎月、定額でAppleが集めた音楽を無制限に聞くことができるというサービスです。
私は使っていませんが、他にも同じようなサービスは、すでにあるそうですね。
動画配信を定額で無制限に行うHuluなどの仕組みとほぼ同じかと思います。

動画、音楽がこのように定額、無制限になっているのですから、本も同じように、定額制でクラウド上のものを無制限に読むことができるようになる時代は、もうすぐそこまで来ているのかなと思います。
もちろん今でも、著作権切れの書籍はすでに無料配信されています。
新刊についても、近々、定額、無制限に読めるということになりそうですよね。

知的産業に関わるビジネスパーソンは、このようなサービスが始まったら、すぐに定額契約をして、いつでもあらゆる書籍を参照できる状態を作るのではないでしょうか。

私たちも、こういう時代に備えなくてはという気がしますね。

今回は、電子書籍アプリについている「検索機能」をどこまで活用できるのかというテーマで読書会を行いました。

検索機能を活かすためには、いかに知りたいキーワードを見つけるかがポイントになるようです。

やってみたところ、キーワードを明確化することで、かなりのスピードで必要な情報を入手できます。
検索すると、そのキーワードが掲載されているページの文章が一覧表示されるので、そこをざっと読むだけでも、かなり知りたいことはつかめるのです。

こんなに早くていいのかな、という気も・・・。(笑)

さて、次回の電子ブックカフェは8月7日に開催の予定です。
まだ、電子ブックカフェのサイトもできていませんが、気になる方は、今から日程を確保しておいてください。

2015年6月10日水曜日

フォトリーディング、Step3の意味は何か?


フォトリーディング集中講座の講座風景(2014年12月撮影)の写真
フォトリーディング集中講座の講座風景 (2014年12月撮影)

先週末の土日はフォトリーディング集中講座を開催していました。

6月は毎年、受講者は少なめで、今回も小さいクラスでしたが、今回は女性が比較的多かったので、賑やかで楽しいクラスとなりました。

フォトリーディングのクラスは、まだまだ男性が多いのが現状です。
何かを学んで仕事に活かしたい、と考えている方がおいでになることが多く、その比率はやはり女性より男性が多いということなのでしょうか。

しかし、昔に比べると、最近は、仕事で自分を活かしていこうと考える女性がどんどん増えているように思います。
それに伴って、フォトリーディング集中講座の受講者もだんだん女性が増えているように感じます。
仕事で自分を活かす「仕事女子」が増えるのは、ずっと仕事をし続け、仕事が人生においてとても大事なことだと考えている私としては、ものすごく嬉しいことです。

男にとっても女にとっても、仕事というのは自分の才能を発揮する場なのですから。

家庭ももちろん大切ですが、やはり、自分の才能を活かせる場があると、その人の幸せの度合いが大きく変わると思います。

さて、今日はフォトリーディングについて少しお話したいと思います。

フォトリーディングはよく誤解されることがあります。
よくあるのは、

「ページをめくっただけで読めてしまう」

という誤解。
こういう誤解が広まったのは、

「ページをめくっただけで内容が頭に入る」

といったコピーで、フォトリーディングが宣伝されることが多いからです。

確かに、ページをパラパラ見ただけでも、脳は情報をキャッチしますが、内容が分かってしまうという意味ではありません。なので、ページをめくっただけでは読めませんよ。(笑)

「内容が分からないなら、めくっても意味がないじゃないか」

と思うかもしれませんが、そうでもありません。

たとえば、弊社のフォトリーディング集中講座をご受講なさった方に、こんな人がいらっしゃいます。

30代前半の時にご受講なさった男性なのですが、約一年後に弊社の勉強会においでくださり、ご報告をくださいました。

「先生、フォトリーディングのおかげで1年で資格を11個取得したんです」

これは驚きです!

IT系の方だったのですが、そもそもご本人が努力家であるということもあると思いますが、それにしても大変な勉強のしようであったはずです。

どうやったのですか?と聞いてみたところ、
「フォトリーディングでは、とりあえずパラパラとページをまずめくるだけでもいいから、と教わるじゃないですか。そのおかげで、分厚いテキストも読むことができたんですよ」

とのことなのです。

フォトリーディングは、5つのStepでできており、Step3「フォトリーディング」で、本をパラパラと全ページめくって見る作業が入っています。
1ページ1秒以下のスピードで、本当にパラパラ見るだけなのです。

けれど、その後のStep4、Step5ではきちんと本を読んでいるのです。
ところが、Step3だけが一人歩きして、

「ページをめくっただけで読めてしまう」

となってしまったのですね。
いやいや、めくっただけでは読めませんよ。

「ページをめくっただけで内容が頭に入る」

のほうが正しいです。
けれど、ここで大事なのは、

「内容が頭に入る」と「意味が分かる」はイコールではないということです。

本を読む際、事前に中をパラパラ見ることによって、その本に対する抵抗感がなくなる、自分の頭の中にすでにある情報に気づく。

こういうことが起きるのです。
つまり、パラパラめくりで本の「内容が頭に入る」ことで、意味は分からなくても脳には刺激が与えられ、そのあとの学習をスムーズにすることができるのだ、と考えたほうが正しいでしょう。

よく、「Step3の効果が良く分からないのですが」という質問がありますが、Step3の大きな効果は、「本を読むのがラクになる」ということだと思います。
これも、すぐには実感しにくいことかと思います。

けれど、講座の修了生の多くが、本をそれまで以上にたくさん読むようになったり、読書に気楽に取り組めるようになったという事実があります。

なので、Step3は、「高いハードルを低いハードルに下げる」ようなものだと捉えてはどうでしょうか。

「とりあえずパラパラとページをまずめくるだけでもいいから」
ということですよ。
そうすれば、勉強も文書処理も、なんとなくラクな気持で取り組めますよね。

フォトリーディング講座のオープニングで過去の事例をご紹介の写真
フォトリーディング講座のオープニングで過去の事例をご紹介

2015年6月4日木曜日

大学でマインドマップの講義をしてきました

大東文化大学でのマインドマップ講義風景の写真
大東文化大学でのマインドマップ講義風景
連想を見える化し、まとめる方法を話しました

本日、大東文化大学の東松山キャンパスにお邪魔して、お若い学生さんたちにマインドマップの講義をして参りました。

当大学の先生が、数年前から弊社の講座におでかけくださっていて、学生さんたちの勉強等にマインドマップを使わせてあげたいという思いで、弊社にご依頼をくださったのです。

昨年は、提携講師の浪間亮講師にご出張いただいたのですが、今年は浪間講師の都合がつかず、急遽、私が行くことに。

学校教育の現場というのは、私が普段関わっている社会人教育の現場とはまた違った空気です。

私もかつて、小学校、中学校、高校などでマインドマップ講座をさせていただいたことがあります。

学校教育については素人ですが、学年が低ければ低いほど、講義(授業)は難しく工夫が必要になるというのが感想です。

ちょっとした指示出しであっても、社会人であれば1分でできることが、中学1年生のクラスですと10分かかります。

ましてや、小学校低学年などであれば、教え方のアプローチを変えないと成立しないでしょう。

大学生はかなり大人に近いですが、さまざまな意味で完全な大人ではありません。

大人より良い点もあり、また至らぬ点もあります。

ですが、そんな若い人たちとふれあい、講義させていただけるのは、私にとってはとても嬉しいことです。

90分と非常に短時間でコンパクトに講義をしなくてはならないのも、学校ならでは。

社会人教育であれば、2時間程度は用意していただけることがほとんどですが、たとえば小学校であれば45分で教えなくてはならないこともあるでしょう。

教える側にとっては短いと感じても、受け手にとってはちょうど良い時間かもしれません。その範囲で、できることをやり切るというのがプロだと思います。

かつて、マインドマップのインストラクターになり立ての頃、学芸大付属小学校にお伺いしてマインドマップの講義に参加したことがあります。

その時は、体育館で200人くらいでしたでしょうか。内山インストラクターが壇上で講義をしました。

その後、子どもたちは各クラスに戻り、引率したインストラクターが手分けをして各クラスにてサポートをすることに。

てっきり、担任の先生があとはフォローしてくださると思いきや、いきなり、「ではこのあとは塚原先生お願いします」とのこと。

なんの準備も無い中、小学3年生のクラスの1コマをいただき、可愛い子どもたちにマインドマップを教えました。

もちろん、その前に内山インストラクターが集合で教えてくださっていたので、やりやすくはあったのですが・・・。

慣れないチョーク片手に、黒板にマインドマップをかいて、子どもたちと楽しみました。

その授業のあと、「教えてくれてありがとう」と、子どもたちが挨拶に来てくれた時の可愛かったこと。

「あ〜、この風景とこの感覚」・・・随分昔を思い出しました。

20代前半の頃、九州の小学校と中学校の視聴覚教室の仕事をしたことがあったのです。

当時の私は歌手業をしており、その時の私の役割は「歌のお姉さん」です。

体育館に子どもたちが集まり、ラテンバンドとともに体育館のステージに。

私は司会をして、ラテンバンドの演奏を紹介するとともに、数曲歌いました。

 赤とんぼ

 ハメハメハ大王の歌(この時、初めて知りました)

 ・・・・あとはなんだったかな?

小学校では、その視聴覚教室の授業が終わると、子どもたちが国語や算数のノートを持って見送りにくるのです。

なぜ、ノートを持っているかというと・・・・。

 「ねえ、ここにサインして!」

バンドのメンバーは私を含めてちょうど6人だったのですが、ジャポニカ学習帳の国語のノートの1ページに鉛筆で線が引かれており、6等分されているのです。

6人それぞれが、自分のノートにサインできるように、子どもはちゃんとスペースを6等分してくれたのですよ。

なんと、可愛い!!

普段は夜の酒場で歌っているのに、その時に限っては朝9時音だし!

あれも楽しい仕事でした。

また、中学校では、一人の男子生徒がラテンの演奏に触発されたのか、体育館でずっと踊りまくっていました。子どもって、本当に素直というか、感性に率直ですよね。

さて、こんな風にあちこちで講義をする私は、昔、あちこちで歌っていたときと変わらず、旅芸人そのものですね。

講師業を初めてからも、講演の仕事などで、全国を旅して回っていたのです。

クリエイト紀尾井町という弊社のホームで講義をするのとまた違い、全国の人たちと会える仕事はまた楽しい!!

今日お会いした若い学生さんたちの心にちょっとでも、今日の講義の内容が残ってくれれば嬉しいです。

大東文化大学でのマインドマップ講義風景の写真
大東文化大学でのマインドマップ講義風景

2015年5月31日日曜日

マインドマップを社内や校内で教えるための資格

マインドマップ アドバンス・プラクティショナー 1日集中講座のクラス風景の写真
マインドマップ アドバンス・プラクティショナー 集中講座のクラス風景。
マインドマップの関連書籍を多数展示しています。

今日はマインドマップ アドバンス・プラクティショナー 集中講座を開催していました。

2014年9月に、マインドマップの本部である英国ThinkBuzan(現在は変更されています2023年9月現在)が、アドバンス・プラクティショナーという資格を新たに作ることを発表し、それを受けて、弊社では、2014年11月から認定講座を開催し始めました。

アドバンス・プラクティショナーは、自分自身が所属する組織内、つまり自分の会社や自分の学校で、組織に属する人たちにマインドマップ入門講座を教えて良いという資格です。

今日のご参加者には、大学の先生、高校の先生も。
お二人とも、生徒さんたちが、自分の将来を考えるのにマインドマップが使えないかとお考えになったようです。
たしかに、マインドマップはキャリア開発に役に立つツールです。
自分の強みや弱み、自分がやりたいこと、社会のニーズなどをマインドマップに洗い出して、自分が進むべき道を考えるのに役立てることができます。

アドバンス・プラクティショナーの方々は、入門講座ではありますが、マインドマップを教える立場に立つことになりますので、コースの中では、教える立場として押さえておかなければならないことを、確実に腹落ちしてもらうようにしています。

7.5時間のコースですが、最後の1時間で取り組む最終演習では、「アドバンス・プラクティショナーとしてマインドマップを使いこなしていくために必要なこと」というテーマで、グループマインドマップに取り組んでいただいています。

今日のグループマインドマップでは、「やはりメンタルリテラシーを深く理解することが何より大切である」という結論に達したようです。
こういう結果が自然に出てくるというのは、インストラクターとしてはとても嬉しいことですね。
マインドマップはあくまでもツールですが、奥にあるのは「考える」ということに対する深い洞察です。
ですので、マインドマップの講座は、書き方講座、お絵描き講座ではなく、「考える」ということの本質がテーマになっています。

さあ、また、高校生、大学生にマインドマップが広まって行きますね。
学生さん、生徒さんたちが、考えるツールを手に入れて、自分の未来を自分で切り開いてくれるのなら、本当になによりだと思います。

2015年5月30日土曜日

イメージだけのマインドマップ

受講者の方が作成したイメージだけのマインドマップ(未完成)の写真
受講者の方が作成したイメージだけのマインドマップ(未完成)

今日はマインドマップ プラクティショナー 1日集中講座を開催。

数年前にマインドマップの30時間の講座をやっていた頃に講座にご参加くださった方が、今回はプラクティショナーアドバンス・プラクティショナーの資格取得のために再ご参加くださいました。

現在、マインドマップの資格は本部の英国ThinkBuzanが発行しており、昨年の9月に、新たにアドバンス・プラクティショナーという資格ができました。
アドバンス・プラクティショナーは自分が所属する組織の中で、「マインドマップ入門講座」を教えることができる資格です。
彼も、この資格を取得して、ご自身の所属する組織で教えるなどして、マインドマップをもっと仕事に活用したいと考えているようです。

この方、さすが、かつて30時間のトレーニングを積んだだけあって、視覚表現力がすごく豊かです。
写真は、彼が普段、4歳の娘さんと一緒にしている遊びを描いたマインドマップ。イメージだけで出来ています。
これなら、文字を読むのに問題のある小さい子や外人ともコミュニケーションができますよね。
まだ未完成とのことですが、とても可愛いマインドマップだったので、許可をいただいてブログに掲載させていただきました。

「家に帰ったら、娘にこのマインドマップを見せて、何がかいてあるか当ててもらいます」とのこと。
娘が可愛くてしょうがない、という感じでした。

仕事にも!
家族とのコミュニケーションにも!
さまざまな用途に、マインドマップは使うことができますよ。

2015年5月24日日曜日

「考える」とはどういうことか? 〜 思考の仕組みを紐解く

塚原美樹がマインドマップで使用するオリジナルアイコンの写真
塚原美樹がマインドマップで使用するオリジナルアイコン

本日は、「マインドマップ プラクティショナー 1日集中講座」を開催しました。

今回は少人数のクラスでしたが、ご参加の皆さんはそれぞれの専門性をお持ちの方ばかり。
医療関係者、経営コンサルタント、エンジニア、林業エキスパートなど。
休憩中には皆さんから様々な話を聞くことができ、私にとっても、非常に勉強になります。

この講座はマインドマップの原理を学び、基本を身につける認定コースで、単なるマインドマップの描き方講座ではありません。
マインドマップは見ただけで真似できそうな簡単なノートに見えますが、一方で、なぜあのようにイメージを入れたり、マークをつけたり、線をつないだりしているのか、といった理由については、見ただけではなかなか掴めないと思います。

描き方のルールの奥にあるのは、私たちの思考の原理です。
これを深く理解することで、より効果的なマインドマップの活用法がイメージできるでしょう。

マインドマップの開発者のトニー・ブザンは、

 「脳の第一言語はイメージである」

と言っています。

そして、脳が行っている仕事というのは、

 「Imagination & Association」

すなわち、

 「思い浮かべること、繋ぎ合わせること」

だとも。

このトニー・ブザンの定義は、とても面白い気づきに基づいていると私は思います。

マインドマップを学んだ数年後、ある時、「考える」という概念の定義を調べてみたことがあります。
すると、一説では、「考えるとは、何かと何かを繋げることである」という定義がみつかりました。

これも、「ああ、なるほど」
という気がしました。

私たちは普段、「考える」ことを自然にしており、その作業がどんなものであるか、言語化することは、滅多にありません。
「考える」とは具体的には何を表しているのか、ということを改めて考え、表現しようとしても、上手い表現は見つからないのではないでしょうか。

トニー・ブザンという人は、こういうことを深く考えた人なのだろうと思います。
そこが、彼の面白いところであり、優れた点です。

確かに、言われてみれば、私たちは頭を働かせる時、「ある概念または事象などが、頭の中にある別のものと繋がらないか探す」ということをしています。
Associationを発見しようとしているのです。

さらには、このAssociationの発見のもととなるのは、質問です。

ブザンの読書術を学ぶと、やはり、「質問」を明らかにしてから読むという方法が取られています。

さて、Associationが「考える」という作業の本質であるとすると、Imaginationはどうでしょうか。
Imaginationは、頭の中で脳がAssociationを行っている際の有り様を表しているように思います。

私たちは頭の中で、概念、事象などを五感の記憶に基づいた表象として「思い浮かべながら」、それを繋げようとしています。

こういう頭の行っていること、「考える」ということの基礎要素が分かってくると、単なるお絵描きも、実は、頭をうまく働かせる上で、また、考え続ける上で、実は大事な役割を果たしていることが分かります。

なので、普段はあまりイメージを使っていない方も、仕事にイメージを使うようになると、より一層、仕事のスピードが上がるでしょう。

講座では、別に上手な絵やイラストを描く必要はない、と私はお伝えしています。
直感的に分かりやすく、さらっと描けて、あとで見て役にたつようなアイコン、ちょっとしたスケッチ、イラストなどを、いくつか持っておくと、ノートを作成するスピードも上がります。
また、そのノートは後でとても役に立つはずです。

写真は、私がマインドマップの中に良く使っているオリジナルアイコンをいくつか板書したものです。
下手くそですが、何を表しているのか、なんとなく分かりますよね?
こんな感じで良いのですよね。

2015年5月23日土曜日

マインドマップ記憶術 パスワードを覚えるコツを掴む

The Most Important Graph in the Worldの写真
The Most Important Graph in the World

今日は「マインドマップ記憶術 プラクティショナー 1日集中講座」を開催しました。

マインドマップは実は、記憶と密接な関係にあります。
また、マインドマップの開発者のトニー・ブザンは、「記憶と創造の仕組みは同じだ」とも言っています。
最初は私もどういうことかなあ、と思ったのですが、記憶術を学べば学ぶほど、記憶するというのは本当にクリエイティブなことであることが分かります。

現代人が悩まされている記憶と言えば、パスワード。
皆さん、大量のパスワードを覚えるのに苦労していませんか?
同じパスワードを使い回すというのは、セキュリティ的に危ないようで、サイトごとなどでパスワードを変えないとなりません。
しかも、定期的に変更しないとならない。
「本当に勘弁して欲しいよ〜」と私も困っていたのですが、記憶術を学ぶと、このような大量のパスワードもラクに覚えられます。

マインドマップ記憶術 プラクティショナー 1日集中講座」はたった1日の講座ですが、数字を使った記憶法など、いくつかの記憶法を学び、日常生活に役立ててもらっています。

この講座の中で一番大事なのは、記憶のメカニズムと学習の仕方。

記憶だけではないですが、頭のしていることの仕組みが分かってくると、どんな風に勉強を進めれば良いかがだんだん分かってきます。
たとえば、「理解をしてから記憶をする」と学習は上手くいくのですが、理解をしないうちに記憶しようとして、つまづいてしまうことがあります。
まず理解、そして記憶。記憶するには記憶術とマインドマップが役立ちます。

では、理解は?
こちらはインプット学習術ですね。
こちらのポイントは広く浅く、繰り返し、です。
こちらは、フォトリーディング集中講座で話しています。

さて、写真は、トニー・ブザンが考えた The Most Important Graph in the World です。

2015年5月10日日曜日

グラフィックMBA 第6期 実施中

グラフィックMBAの講座風景の写真
グラフィックMBAの講座風景

昨日から始まったグラフィックMBA第6期。60冊以上の経営、戦略関連書籍を無造作に置いてみました。

そばに置かれていると、つい中身を見たくなるのが人情というもの。
パラパラめくるだけでも、十分、本に対する認識が変わり、経営戦略用語が頭に入ってきます。
さて、そんな風に好きなだけ本をパラパラ見ながら、また、壁一面に貼られたマグネット式のホワイトボードにカラフルな落書きをしながら、二日間でケーススタディに取り組んでいます。

やっていることは、もちろん経営戦略策定、カタい内容です。
でも、雰囲気はリラックスしながら、柔軟に。

私の考えでは、経営戦略を学ぶことは、ビジネスパーソンなら誰であっても有効です。
だから、できるだけラクな雰囲気で、楽しみながら、気持ち良く学べる環境を作りたい。
この講座は15時間ですが、たったこれだけの時間で、経営から戦略、マーケティングまで一通りのインプットができ、さらにはケーススタディにまで当てはめて考えられるようになるというのは、結構画期的だと思っています。

私も中小企業診断士の試験勉強をしていた時、受験予備校に通っていましたが、受験予備校のような講義形式では、学習者本人が相当、優秀でないと学習内容は身に付かないでしょう。
一方通行講義ですから、講師に話す力がない場合には講義を受けること自体が苦痛。
けれど、話すのが上手い講師は、講師料が合わないため、まず受験予備校にはいないでしょう。
多人数に演習させながら学ばせるような方式は、講座開発に時間がかかる上に、講師の力量と準備がかなり必要。
また、設備、備品などの準備も大変なので、まず、受験予備校では提供できないでしょう。

弊社の特長は、難しいことを楽しく、分かりやすく提供できるという点。

この短時間で、経営、戦略、マーケティングを、知識インプットはもちろん、具体的な事例に当てはめて考えるところまでカバーできてしまうということを知ったら、受験予備校はどうするんでしょうか?

スピーディーに、しかも楽しみながら、効率的に経営戦略を学べる「グラフィックMBA」ベーシック・戦略コース
次回は6月10日(水)からの夜間6週間コースです。

グラフィックMBA講座での実際の演習内容の写真
グラフィックMBA講座での実際の演習内容
フレームワークをマインドマップでグラフィカルにの写真
フレームワークをマインドマップでグラフィカルに

2013年8月16日金曜日

「NLPのすすめ」 (本の紹介)

「NLPのすすめ」を手にする塚原美樹の写真
「NLPのすすめ」

今日は、ジョセフ・オコナー、ジョン・セイモア共著の「NLPのすすめ」をフォトリーディング

NLPについて知ったのは、2004年のことで、初めて買ったのがこの本です。
発行しているのは、株式会社チーム医療。
発行元の名称から推測されるとおり、NLPは医療の世界で、実践的方法を求める療法家に多くのヒントを与えました。

NLPは直訳すると「神経言語プログラミング」。
非常にわかりにくい名称ですが、その実態は、心理療法において効果をあげてきた意識、無意識、双方を対象とした様々なコミュニケーション技法の集まりと言えるでしょう。

NLPでは、天才的な心理療法家として、20世紀に成果を上げた3人が行った技法を一般化して、色々な人が色々な用途に使えるようにまとめています。
その3人の天才とは、ゲシュタルト療法のフリッツ・パールズ、家族療法のヴァージニア・サティア、催眠療法のミルトン・エリクソンです。

NLPは心理療法から生まれたものとは言え、医療以外の分野でも人と関わる仕事に携わる人には、大変役に立つものでしょう。
カウンセラー、セラピスト、コンサルタント、コーチ、講師、教師、医師、看護士、薬剤師、営業担当者、人事担当者、社内マネジャー、経営者。
人と関わることが主たる業務である人にとって、NLPのすぐに役立つコミュニケーション技法は、非常に助かるものであるに違いありません。

私が、NLPの中でも注目をしているのは、ミルトンモデルと呼ばれる、催眠療法の天才として知られるミルトン・エリクソンがよく使ったコミュニケーション技法です。
エリクソンはクライアントの無意識とコミュニケーションをはかるために、どのような反応が起きても良いように、非常に曖昧な表現方法を使ったコミュニケーションをしました。
時には気づかれないようにほのめかし、時には物語を語ることで暗に感じさせ、時には声のトーンやスピードで何かを感じさせる表現を作り、と、彼の表現は非常にデリケートであり、その解釈をクライアントに任せたものでした。

明確に表現せず、隠喩的に表現することで、クライアント独自の無意識的な受け取り方や解釈を引き出し、それを治療やクライアントの学習に活用しようとしたのでしょう。
私はヒプノセラピーを深く学ぶ中で、ミルトン・エリクソンについて研究し、本当に尊敬の意を持って、彼の技法を書籍を通じて学んできました。

実は、フォトリーディングの開発者であるポール・シーリィも、このNLPを深く追求した一人です。
ポール・シーリィに今年の6月にお会いした際、「なぜ、あなたはNLPと催眠を学んだのですか?」と質問してみました。
催眠に初めて出会った当時、彼は生物学専攻の学生だったそうです。
お母さんにたまたま誘われたのがきっかけだったということでした。
お母さんに、知人が医療催眠のワークショップをするのだけれど、参加する人が少ないので、サクラでいいから参加して欲しいと言われ、仕方なく参加したことがきっかけだったとのことでした。
それが、無意識、潜在意識などへの理解を深めるきっかけになったのだそうです。

実は、心理学へ向かって行く人の多くは、生理学を学んでいることが多く、20世紀のアメリカ心理学の大家として知られるウイリアム・ジェームスも、やはり生理学を専攻していました。
ポール・シーリィが生物学から始まり、NLPに傾倒し、人間開発やリーダーシップ研究に進んだというのも、納得ができます。

人間という存在を理解するというのは、心と体の結びつき、脳と体と心の関係を理解することでもあると思うのです。
フォトリーディングの講座を担当していると、フォトリーディングの講座には、人の心の無意識に働きかける演習やステップがあることに気がつきます。

ミルトンモデルのように、曖昧な方法で、クライアントが気づかないうちに、クライアントが変わっていくような影響を与えて行く。
フォトリーディング受講者が、なぜか受講後、人が変わったように勉強熱心になったり、読書家になったりするのは、そのせいなのかもしれません。

フォトリーディングには、エリクソンの取ったコミュニケーションと同様のものが含まれているのでは。
こんなことを考えて、とても楽しく、ますます探求心を高められるインストラクター業って、本当に面白いと思います。

2013年8月15日木曜日

「図解雑学 心理学入門」 (本の紹介)

「図解雑学 心理学入門」を手にする塚原美樹の写真
「図解雑学 心理学入門」

今日はナツメ社から出ている「図解雑学 心理学入門」をフォトリーディング

ナツメ社の図解雑学シリーズは、いろいろなテーマで出ていて、私も何冊か読んでみました。
2ページ見開きで、片側に簡単な解説。反対側に図解やイラスト、漫画などがあるという構成。
内容は充実していながら図解があって非常にわかりやすく、入門書シリーズとしては優れているのではないかと思います。

この本のように、2ページ見開きで1テーマ、または4ページで1テーマ、といった構成は、知識解説モノの書籍によく見られます。
こういう知識解説モノの本のフォトリーディングはどうすれば良いのでしょうか?

このようなタイプの本の場合、知識を確認したい、知識を習得したいというのが読書目的であるケースが多いので、予習(Step2)、フォトリーディング(Step3)のあとの復習(Step4)、活性化(Step5)では、目次をフル活用すべきでしょう。

ざっと目次を見て、興味の湧く箇所を探し、そのパーツを読んで行く。
この場合には、たとえば見開き2ページを、そのまま通し読みするので構わないでしょう。
フォトリーディングの活性化のステップでは、スーパーリーディング、ディッピング、スキタリングなど、拾い読みの方法をお伝えしていますが、大切なのは、これらの方法を使うことそのものではないと私は思っています。

要するに、自分の目的に応じて、不要なところが分かり切り捨てられる、もしくは必要なところが分かり拾って読める、ことが大切なのですよね。
なので、今回の本のように、1テーマ2ページ完結ものであれば、必要なテーマの2ページを通し読みするということは、当然あるはずです。

通し読みをしたからフォトリーディングができていない、などとは思わないでください。

フォトリーディングは、「読み方の選択肢を増やす」「目的を持って読書をする」といった大切な考え方を持っています。
こういった基本の考え方に沿っていれば、方法や手順が多少変わったとしても、問題はないのです。

そんな気持ちで、フォトリーディングを続けてもらえたら嬉しいです。

2013年8月13日火曜日

「まず、世界観を変えよ」 (本の紹介)

「まず、世界観を変えよ」を手にする塚原美樹の写真
「まず、世界観を変えよ」

今日は田坂広志さんの「まず、世界観を変えよ」(英治出版)をフォトリーディング

副題に〜複雑系のマネジメント〜とあるように、経営、組織開発系の本です。

組織開発とは、組織をいかに効果的に機能するものにしていくかというテーマであり、組織活性化や組織マネジメントなども含む概念だと捉えています。
この分野ではピーター・センゲやオットー・シャーマーなど、アメリカの専門家が注目を浴びていますが、実は、日本は組織開発はもともと得意分野です。
なぜならば、日本には昔から複合的に、全体的に、物事を捉える文化が根付いており、欧米に生まれた二元論的文化とは一線を画してきたからです。

この本では、分析より洞察が必要であるとしており、組織を複合的で常に変化してしまう複雑系のシステムとして捉えるパラダイムが必要であることが述べられています。
変化して行く全体を見て、本質を見抜くという世界観は、日本においては、武道や日本画などにも見られるように思います。

たとえば、宮本武蔵の五輪の書には、「観の目」という感覚器官の使い方について述べられており、360度方向に意識を広げるような認識力を磨くことが大切であるとしています。
物事を部分的に、分析的に把握せず、一体のものとして、すなわち洞察的に把握しようという日本の文化が、こういったところにも読み取れるのではと思います。

実は、フォトリーディングのStep3で用いる「フォトフォーカス」という目の使い方は、この「観の目」と非常に関連性が高いものでもあります。

宮本武蔵は「観の目」は、丹田で物を見るような認識方法であるとしていますが、丹田で見るとは、果たして目からの情報認識と言えるのかというと、そこは不明確と言えるでしょう。
もっと深い感覚器官の使い方について述べているようにも思われます。
同様にフォトフォーカスが単に目からの情報認識であるかというと、そうでもないのでしょう。

フォトリーディングの開発者のポール・シーリィは、「自分の中の天才性に気づくことが何より大切である」と言っています。
そして、その天才性とは「無意識の心」、言い換えれば、私たちが普段、自分では認識できない脳と身体の働きのことを指しているのです。

結構、読み応えのあるしっかりした本ですが、フォトリーディング(Step3)をしたあとは、軽く復習(Step4)。
難しいと思う本の場合には、初めから理解しようとこだわりすぎず、さらっと流して、慣れることが何より大切です。
活性化(Step5)では、拾い読みをしながら、部分的には通し読みという感じでいけば、読み応えのある本も楽しみながら速く読み進められます。

2013年8月12日月曜日

「ツイッターノミクス」 (本の紹介)

「ツイッターノミクス」を手にする塚原美樹の写真
「ツイッターノミクス」

今日は、カナダのマーケティングコンサルタントであるタラ・ハントの「ツイッターノミクス」(文藝春秋刊)を久しぶりにフォトリーディング。

去年の2月に岩手県久慈市の商工会議所と法人会の共催での講演会に招聘された際、この本の中に出てくる「ウッフィー」という、貨幣に次ぐ価値を表す概念について話しました。
ウッフィーというのは、Facebookの「いいね!」に非常に似ています。
みんなに役に立つ良い情報を発信したり、良い活動をしていると、自然とウッフィーが溜まってきて、この溜まったウッフィーがビジネスにおいても成功の鍵になるという考え方です。

このような経済概念は今までの貨幣価値経済に対し、評価価値経済と呼ばれています。

東日本大震災の後、この考え方は一時、急速に浸透したように感じました。
本当の豊かさとは何だろうと深く考える人が増えてきたためでしょう。
震災と福島原発の事故を通じて、地域社会や家族、友人など、人との繋がりが何よりも大切だと感じさせられたり、見せかけの豊かさのために地球を壊してしまうようなことをしてはいけない、と考える人が増えたのではないでしょうか。

今、世の中の人たちが「いいね!」と思うものは、単に便利な商品とか、自分のためだけになる商品、リッチな生活などではないのでしょう。
世界全体を良いものにする活動であったり、社会のあり方を正しい方向に変える商品であったり、その人の人間らしい素朴な感じ方であったり、持続可能な社会を感じさせるものに、多くの人はウッフィーをあげたいと考えるようになったのではと思います。

そうは言っても、まだ貨幣価値経済が終わったわけではありません。
ですから、ビジネスに関わる私たちは、きちんと社会に価値を提供してお金を稼ぎ、経済活動に参加する必要があります。
しかし、提供すべき「価値」は今、大きく変化しているように思います。

フォトリーディングも自分のために使う時代から、社会のために使う時代に入ってきているのではないかと思います。

2002年6月に神田昌典さんのフォトリーディング集中講座に参加したとき、エンディングで神田さんは水俣病の話をなさいました。
水俣病はもちろん公害の産物であったけれど、もし、情報が多くの人に届けられていたら、あのように被害は広がらなかったのではないか、という趣旨の話でした。

フォトリーディングを学んで、高い情報処理力を身につけたら、それを使って是非、社会のために役立てて欲しい。」

この話が私の心に、インテリジェンスワーカーとしての独立心を芽生えさせたのではないかと思います。

何か世の中のために役に立つ仕事を自分で行いたい。私は勉強や読書などが好きで、他に取り柄もなく、それだけでは何もできないと思っていたけれど、自分のその力を使って何かができるかもしれない。そんな風に思わせてくれたのです。

まだ、山のふもとを登り始めたばかりですが、高い山を登り続けたいと思います。

2013年8月11日日曜日

「僕はこんな本を読んできた」 (本の紹介)

「僕はこんな本を読んできた」を手にする塚原美樹の写真
「僕はこんな本を読んできた」

今日はジャーナリストである立花隆さんの「僕はこんな本を読んできた」(文春文庫)をフォトリーディング

立花さんは、ものすごい読書家で蔵書の保管のために家を建てちゃったくらいの人です。
この本では、立花さんの読書や仕事に関する経験が豊富に語られていて、読んでいるだけで知的好奇心を、とても刺激されます。

彼の読書術の中で、フォトリーディングインストラクターとして、とても興味深く感じたことがあります。
全部の本をきれいに読むわけではない、一部しか読まない本もある。
しかし、たいして読まない本であっても、一応、「全ページ、めくりはする」。こんなことが書かれていました。

なんだ。読書名人の立花さんも、やっぱり全ページめくってるんじゃないですか。
フォトリーディングでパラパラ本をめくるステップ3は、何も変わったことじゃないんだな〜。
昔から、読書名人はやっていたのかもしれませんね。

2013年8月10日土曜日

「池上彰の宗教がわかれば世界が見える」 (本の紹介)

「池上彰の宗教がわかれば世界が見える」を手にする塚原美樹の写真
「池上彰の宗教がわかれば世界が見える」

きょうは池上彰さんの「池上彰の宗教がわかれば世界が見える」(文春新書)をフォトリーディング。

この本、お勧めです。池上彰さんって、本当に、分かりにくい事をすごく分かりやすく教えてくださる方ですよね。

この本を読むと、私たち日本人の宗教観への理解が深まります。
日本人は仏壇と神棚を同居させてしまうような「いい加減」なところがあって、キリスト教やイスラム教などの一神教を信仰する人たちとは異なる柔軟な世界観を持っています。

一見、宗教に無関心であったり、宗教心を持っていないかのように見えますが、実はそうでもない。

日本人の多様性を受け入れ、曖昧を許容する文化、価値観は、もしかしたら、これからの世界の中で非常に注目されるべきものであり、日本は今後、世界において重要な役割を果たすことになるのではないだろうか、と思わせてくれる本です。

実は、フォトリーディングは、この日本人がもともと持っている文化、価値観と非常に近い考え方を持っています。
「完全にしっかり理解しなくてはならない」「できた、できない、読んだ、読んでいないの二分法で考えなくてはならない」のような思考法は、勧善懲悪的であり、神と悪魔を二つに分ける一神教的な世界観とも言えるでしょう。

一方、日本には「鬼」という存在が昔噺の中によく出てきますが、鬼は完全に悪い存在ではなく、時には愛すべき点も見られるような、非常に曖昧な立ち位置の存在です。
おそらく、日本人は昔から、「すべてがわるい、すべてが良い」と言ったようなことはなく、あらゆる物事には両面性があり、また、それは単に裏返しというだけではなく、同時に双方が現れることもあるようなものであることを、自然と理解していたのでしょう。
日本人の宗教観の曖昧さ、「いい加減さ」は、物事はすべて「分けて」理解できるものではないという本質を捉えたものであるように感じます。

フォトリーディングも、同様に「すべてでなくて良い」、「いい加減」を受け入れる、といった考え方を持っています。
アメリカ生まれの読書法ではありますが、ある意味、日本的な読書法であると、私は感じています。

欧米の様々な学問が、近年、東洋的な思想を取り入れ始めていることを考えれば、アメリカ発で、このような東洋的読書法が生まれていることは、世界文化の自然なトレンドであるとも言えるでしょう。

「池上彰の宗教がわかれば世界が見える」表紙の画像
「池上彰の宗教がわかれば世界が見える」

2013年8月9日金曜日

「奇跡の脳の物語」 (本の紹介)

「奇跡の脳の物語」を手にする塚原美樹の写真
「奇跡の脳の物語」

今日は茂木健一郎さんの「奇跡の脳の物語」(廣済堂新書)をフォトリーディングしました。

茂木さんの本は、脳のことを知る事ができるので、フォトリーダーにも非常にお勧めです。
フォトリーディングはもともと、人間の脳と身体に自然な学び方をしようという考え方で作られたものなのですから。

この本には、一度見たものをすべて覚えてしまうという「サヴァン症候群」の人たちについて、茂木さんが取材したことが書かれています。
映画「レインマン」でダスティン・ホフマンが演じたレインマンは、サヴァン症候群です。
映画の中では、レインマンの天才的な能力が描かれる一方で、社会に適応できない様子が描かれていました。

フォトリーディングのステップ3では、すべてのページをパラパラと、ただ見るということをします。
通常の場合、見ただけでは内容は何も分かりません。
ただ、絵やグラフなどは記憶に残っていると意識できるのではないでしょうか。

もし、サヴァン症候群の人が、フォトリーディングのステップ3でページをパラパラ見たら、おそらく、その人は、どこに何が書かれているかをすべて覚えてしまうでしょう。

この本の中では、毎日、図書館に電話帳をめくりに行くことを日課にしているサヴァン症候群の人の話が載っています。
彼は、毎日、電話帳をめくることで、街の人たちの様子を把握しています。
電話帳から消えた人の名前が彼には分かるのです。
それを知って、彼は、誰が引っ越し、誰が亡くなり、誰が入ってきたのかを把握するのです。

サヴァン症候群という特殊な脳の働かせ方をする人たちがいる、ということを知ると、私たちの脳は、自分で意識はしていなくても、パラパラ本を見るだけでも何かしら情報を把握しているのだろう、ということが推測できます。
それが、どのように私たちに影響するのか、証明することは今の科学ではできません。
しかし、私は、ステップ3でパラパラ本を見た事が、そのあとのフォトリーディングのステップを助けることに繋がっているだろうと思っています。

興味が湧いたら、この本、読んでみてくださいね。

「奇跡の脳の物語」表紙の画像
「奇跡の脳の物語」