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2015年5月31日日曜日

マインドマップを社内や校内で教えるための資格

マインドマップ アドバンス・プラクティショナー 1日集中講座のクラス風景の写真
マインドマップ アドバンス・プラクティショナー 集中講座のクラス風景。
マインドマップの関連書籍を多数展示しています。

今日はマインドマップ アドバンス・プラクティショナー 集中講座を開催していました。

2014年9月に、マインドマップの本部である英国ThinkBuzan(現在は変更されています2023年9月現在)が、アドバンス・プラクティショナーという資格を新たに作ることを発表し、それを受けて、弊社では、2014年11月から認定講座を開催し始めました。

アドバンス・プラクティショナーは、自分自身が所属する組織内、つまり自分の会社や自分の学校で、組織に属する人たちにマインドマップ入門講座を教えて良いという資格です。

今日のご参加者には、大学の先生、高校の先生も。
お二人とも、生徒さんたちが、自分の将来を考えるのにマインドマップが使えないかとお考えになったようです。
たしかに、マインドマップはキャリア開発に役に立つツールです。
自分の強みや弱み、自分がやりたいこと、社会のニーズなどをマインドマップに洗い出して、自分が進むべき道を考えるのに役立てることができます。

アドバンス・プラクティショナーの方々は、入門講座ではありますが、マインドマップを教える立場に立つことになりますので、コースの中では、教える立場として押さえておかなければならないことを、確実に腹落ちしてもらうようにしています。

7.5時間のコースですが、最後の1時間で取り組む最終演習では、「アドバンス・プラクティショナーとしてマインドマップを使いこなしていくために必要なこと」というテーマで、グループマインドマップに取り組んでいただいています。

今日のグループマインドマップでは、「やはりメンタルリテラシーを深く理解することが何より大切である」という結論に達したようです。
こういう結果が自然に出てくるというのは、インストラクターとしてはとても嬉しいことですね。
マインドマップはあくまでもツールですが、奥にあるのは「考える」ということに対する深い洞察です。
ですので、マインドマップの講座は、書き方講座、お絵描き講座ではなく、「考える」ということの本質がテーマになっています。

さあ、また、高校生、大学生にマインドマップが広まって行きますね。
学生さん、生徒さんたちが、考えるツールを手に入れて、自分の未来を自分で切り開いてくれるのなら、本当になによりだと思います。

2015年5月30日土曜日

イメージだけのマインドマップ

受講者の方が作成したイメージだけのマインドマップ(未完成)の写真
受講者の方が作成したイメージだけのマインドマップ(未完成)

今日はマインドマップ プラクティショナー 1日集中講座を開催。

数年前にマインドマップの30時間の講座をやっていた頃に講座にご参加くださった方が、今回はプラクティショナーアドバンス・プラクティショナーの資格取得のために再ご参加くださいました。

現在、マインドマップの資格は本部の英国ThinkBuzanが発行しており、昨年の9月に、新たにアドバンス・プラクティショナーという資格ができました。
アドバンス・プラクティショナーは自分が所属する組織の中で、「マインドマップ入門講座」を教えることができる資格です。
彼も、この資格を取得して、ご自身の所属する組織で教えるなどして、マインドマップをもっと仕事に活用したいと考えているようです。

この方、さすが、かつて30時間のトレーニングを積んだだけあって、視覚表現力がすごく豊かです。
写真は、彼が普段、4歳の娘さんと一緒にしている遊びを描いたマインドマップ。イメージだけで出来ています。
これなら、文字を読むのに問題のある小さい子や外人ともコミュニケーションができますよね。
まだ未完成とのことですが、とても可愛いマインドマップだったので、許可をいただいてブログに掲載させていただきました。

「家に帰ったら、娘にこのマインドマップを見せて、何がかいてあるか当ててもらいます」とのこと。
娘が可愛くてしょうがない、という感じでした。

仕事にも!
家族とのコミュニケーションにも!
さまざまな用途に、マインドマップは使うことができますよ。

2015年5月28日木曜日

アクションラーニング基礎講座DAY3実施しました

アクションラーニング・マーコードモデル開発者のマイケル・マーコード博士との写真
アクションラーニング・マーコードモデル開発者のマイケル・マーコード博士、
日本アクションラーニング協会の清宮普美代代表と (2013年8月撮影)
昨日はアクションラーニング基礎講座の3日目でした。

弊社が取り組んでいるのは質問会議と呼ばれるアメリカのマイケル・マーコード博士が開発したアクションラーニングの一手法ですが、質問会議の面白い点は、「チームで考える」体験ができるところです。

コーチングと似ているように捉えられることがありますが、質問会議で行っていることは、コーチングとはかなり違います。

学習の対象者は問題提示者(話題の提供者、問題を抱えている人)だけではなく、問題提示者の問題解決を助けるメンバーも含みます。

つまり、チームメンバー全員が学習しているのです。

メンバーと問題提示者は、「質問をするか、質問に答えるかしかしてはいけない」というルールのもとで対話をし、問題提示者の抱える問題を解決します。

はじめは、メンバーが問題提示者に問題提示者の状況を質問するということが行われます。
しかし、この時、メンバーは問題提示者に対し、決してコーチのようなことをしているわけではありません。
メンバーも問題提示者の抱える問題を「自分ごと」として一緒に考えているのです。
ですので、メンバーは問題提示者に「気づき」を与えようなどということをするわけではありません。

お互いに平等と尊重を重んじて関わる心構えがあると、メンバーは単に問題提示者を助けているだけでなく、問題提示者の抱える問題を自分の問題に置き換えたり、あてはめたりして、一緒に考えることができます。

チームが本当に一緒に考えるということが出来始めると、問題がテーブルの上に乗ったような状況になり、その問題は決して問題提示者だけの問題ではなくなってきます。

メンバーも問題提示者もお互いに考え、自分の頭に浮かんだ問いを素直に口にします。その問いがきっかけになり、他のメンバーがまた考えはじめ、チームでの思考は深まっていきます。

この質問のやり取りの際、参加者が自分の考えに捉われていると、良い質問をすることができません。「相手に気づかせてやろう」というような意図のある質問をしてしまうことになり、一緒に考えることができなくなります。

質問会議のセッションが非常に上手く行くときには、意図のある質問があまりなく、素直に全員が問いを発し、お互いの頭を使いながら、一緒に考えることができています。

この「チームで考える」体験は、多くのビジネスパーソンにとって大変な能力開発に繋がると私は思います。

現代においては多くの企業においてソリューション型のサービス提供が求められています。自社の手持ちの商品を売り込むだけでは事足りず、顧客自身も気づかない隠れたニーズ、ウォンツを発見することが求められています。
隠れたニーズ、ウォンツを発見することで、自社の商品や技術を新たな製品やサービスに作り直し、顧客にソリューションを提供できるのです。

しかしながら、多くのビジネスパーソンは自分の頭だけで考えてしまう習慣を身につけてしまっています。
顧客の話に耳を傾け、素直に質問をすることで、顧客の隠れたニーズ、ウォンツを引き出すことが出来れば良いのですが、少しだけ顧客の話を聞いて、勝手に問題解決をしてしまいます。
すると、顧客の本質的なニーズ、ウォンツにたどり着くことができません。

多くのコンサルタントや営業担当者、技術者がこういった問題を抱えています。

今までにチームで考えるという体験がなく、優秀であればあるほど、自分だけで問題の解を見つけ出すことをし続けて来たのですから、仕方ありません。

まず、チームで考えることにより、ブレイクスルーが起きる体験をすること。
ここから始めるのが良いでしょう。

チームで考えることができるようになれば、顧客に素直に質問をして、顧客とともに考えることができるようになると思います。

2015年5月27日水曜日

チーム学習を促すファシリテーション

アクションラーニング・質問会議の特徴の写真
アクションラーニング・質問会議の特徴

夜3時間×5回で、アクションラーニング 基礎講座 (PSD)を開催しており、昨晩はその2回目でした。

私は2007年から、日本アクションラーニング協会でアクションラーニングを学んでおり、2013年からは、協会の許可を得て、弊社主催でアクションラーニング基礎講座を開催するようになりました。

アクションラーニングは、体験すれば体験するほど面白く、本当に様々な可能性が開けてくる手法であると思います。

現在、日本アクションラーニング協会が展開している手法は、アメリカ人のマイケル・マーコード博士が開発した手法で、一般的には「質問会議」と呼ばれています。
5〜6人程度のチームが50分間の対話をすることで、一つの問題解決を行います。
けれど、単に問題解決をしているだけではなく、実は、現場の問題を解決しながら、チームプロセスの学習を行ってもいるのです。

この質問会議には、ルールとして仕掛けがされており、参加者は「質問をするか、質問に答えるか」しかしてはならず、自ら語ることを禁止されています。
また、質問会議には必ずALコーチ(アクションラーニングコーチ)がファシリテーター役として参加しますが、ALコーチは問題解決、すなわち会議の内容(コンテンツ)には、一切、関わりません。

ALコーチが関わっているのは、会議のプロセスです。

コンテンツとプロセスという概念は、なかなか分かりにくいかもしれませんが、ファシリテーションについての理解を深める際には、この違いの理解は必須です。

ファシリテーターとは「プロセスに関わることででチーム活動を促進する役割である」と定義することができると思います。
ALコーチは、ファシリテーターの一種です。
他のファシリテーター以上に、コンテンツへの関わりが低く、プロセス管理に重きを置いています。つまり、ALコーチはコンテンツには関わらないため、他のファシリテーター以上に問題解決(コンテンツ)には関与しません。

一方で、ALコーチは、チームプロセスが改善されていくのをサポートしています。
チームプロセスとは、チームが何かの仕事をするプロセスということです。
チームプロセスには無意識的にパターンが生まれてきます。
どんな仕事をしても、うまく成し遂げる良いチームもあれば、うまく行かないチームもあるように、そのチームが無意識的に学んできた人間関係やコミュニケーションがパターンとなり、チームの成果を左右しているのです。

ALコーチの一番の役割は、このチームプロセスを良いものにするために、チームに学習をさせる点です。

チーム学習を促進するために、ALコーチは、場を見て、質問を投げかけ、チームでのリフレクションを促します。
簡単に言うと、この図のように、ALコーチが介入し、質問を投げかけることで、チームメンバーは、自分たちのチームの様子を、まるで外から眺めているように俯瞰することが可能になります。
このために、チームメンバーが自ら、自分たちのチームプロセスを振り返ることができるのです。

アクションラーニングの体験を重ねることは、チーム学習を促すファシリテーション力を高めることにもなりますし、プロセス改善を具体的にどのように行うと良いのかについて学ぶことにもなると思います。
他にも、たくさんの使い道があります。

今夜は5回シリーズの3回目。
また、違った話をしたいと思います。

2015年5月24日日曜日

「考える」とはどういうことか? 〜 思考の仕組みを紐解く

塚原美樹がマインドマップで使用するオリジナルアイコンの写真
塚原美樹がマインドマップで使用するオリジナルアイコン

本日は、「マインドマップ プラクティショナー 1日集中講座」を開催しました。

今回は少人数のクラスでしたが、ご参加の皆さんはそれぞれの専門性をお持ちの方ばかり。
医療関係者、経営コンサルタント、エンジニア、林業エキスパートなど。
休憩中には皆さんから様々な話を聞くことができ、私にとっても、非常に勉強になります。

この講座はマインドマップの原理を学び、基本を身につける認定コースで、単なるマインドマップの描き方講座ではありません。
マインドマップは見ただけで真似できそうな簡単なノートに見えますが、一方で、なぜあのようにイメージを入れたり、マークをつけたり、線をつないだりしているのか、といった理由については、見ただけではなかなか掴めないと思います。

描き方のルールの奥にあるのは、私たちの思考の原理です。
これを深く理解することで、より効果的なマインドマップの活用法がイメージできるでしょう。

マインドマップの開発者のトニー・ブザンは、

 「脳の第一言語はイメージである」

と言っています。

そして、脳が行っている仕事というのは、

 「Imagination & Association」

すなわち、

 「思い浮かべること、繋ぎ合わせること」

だとも。

このトニー・ブザンの定義は、とても面白い気づきに基づいていると私は思います。

マインドマップを学んだ数年後、ある時、「考える」という概念の定義を調べてみたことがあります。
すると、一説では、「考えるとは、何かと何かを繋げることである」という定義がみつかりました。

これも、「ああ、なるほど」
という気がしました。

私たちは普段、「考える」ことを自然にしており、その作業がどんなものであるか、言語化することは、滅多にありません。
「考える」とは具体的には何を表しているのか、ということを改めて考え、表現しようとしても、上手い表現は見つからないのではないでしょうか。

トニー・ブザンという人は、こういうことを深く考えた人なのだろうと思います。
そこが、彼の面白いところであり、優れた点です。

確かに、言われてみれば、私たちは頭を働かせる時、「ある概念または事象などが、頭の中にある別のものと繋がらないか探す」ということをしています。
Associationを発見しようとしているのです。

さらには、このAssociationの発見のもととなるのは、質問です。

ブザンの読書術を学ぶと、やはり、「質問」を明らかにしてから読むという方法が取られています。

さて、Associationが「考える」という作業の本質であるとすると、Imaginationはどうでしょうか。
Imaginationは、頭の中で脳がAssociationを行っている際の有り様を表しているように思います。

私たちは頭の中で、概念、事象などを五感の記憶に基づいた表象として「思い浮かべながら」、それを繋げようとしています。

こういう頭の行っていること、「考える」ということの基礎要素が分かってくると、単なるお絵描きも、実は、頭をうまく働かせる上で、また、考え続ける上で、実は大事な役割を果たしていることが分かります。

なので、普段はあまりイメージを使っていない方も、仕事にイメージを使うようになると、より一層、仕事のスピードが上がるでしょう。

講座では、別に上手な絵やイラストを描く必要はない、と私はお伝えしています。
直感的に分かりやすく、さらっと描けて、あとで見て役にたつようなアイコン、ちょっとしたスケッチ、イラストなどを、いくつか持っておくと、ノートを作成するスピードも上がります。
また、そのノートは後でとても役に立つはずです。

写真は、私がマインドマップの中に良く使っているオリジナルアイコンをいくつか板書したものです。
下手くそですが、何を表しているのか、なんとなく分かりますよね?
こんな感じで良いのですよね。

2015年5月23日土曜日

マインドマップ記憶術 パスワードを覚えるコツを掴む

The Most Important Graph in the Worldの写真
The Most Important Graph in the World

今日は「マインドマップ記憶術 プラクティショナー 1日集中講座」を開催しました。

マインドマップは実は、記憶と密接な関係にあります。
また、マインドマップの開発者のトニー・ブザンは、「記憶と創造の仕組みは同じだ」とも言っています。
最初は私もどういうことかなあ、と思ったのですが、記憶術を学べば学ぶほど、記憶するというのは本当にクリエイティブなことであることが分かります。

現代人が悩まされている記憶と言えば、パスワード。
皆さん、大量のパスワードを覚えるのに苦労していませんか?
同じパスワードを使い回すというのは、セキュリティ的に危ないようで、サイトごとなどでパスワードを変えないとなりません。
しかも、定期的に変更しないとならない。
「本当に勘弁して欲しいよ〜」と私も困っていたのですが、記憶術を学ぶと、このような大量のパスワードもラクに覚えられます。

マインドマップ記憶術 プラクティショナー 1日集中講座」はたった1日の講座ですが、数字を使った記憶法など、いくつかの記憶法を学び、日常生活に役立ててもらっています。

この講座の中で一番大事なのは、記憶のメカニズムと学習の仕方。

記憶だけではないですが、頭のしていることの仕組みが分かってくると、どんな風に勉強を進めれば良いかがだんだん分かってきます。
たとえば、「理解をしてから記憶をする」と学習は上手くいくのですが、理解をしないうちに記憶しようとして、つまづいてしまうことがあります。
まず理解、そして記憶。記憶するには記憶術とマインドマップが役立ちます。

では、理解は?
こちらはインプット学習術ですね。
こちらのポイントは広く浅く、繰り返し、です。
こちらは、フォトリーディング集中講座で話しています。

さて、写真は、トニー・ブザンが考えた The Most Important Graph in the World です。

松島由美子のプロアナウンサーの発声術

紀尾井町ラーニングカフェでの松島由美子講師の写真
紀尾井町ラーニングカフェでの松島由美子講師

今日の紀尾井町ラーニングカフェ、無事に終わりました。

弊社新人講師の松島由美子、めちゃめちゃ面白いです。

初めのあたりは、少々緊張していたのか、声も硬めでしたが、中盤からは本領発揮。
どんどん、松島らしさが出てきていました。

人というのは不思議ですね。

失敗してはいけない、などと思って緊張すると、逆に能力が閉ざされ失敗しやすくなります。
一方で、うまく波に乗ることができれば、本来の才能を最大限に出し切ることができます。

大切なのは、まず、自分がとことん楽しむこと。

応援する側は「失敗しないように」などと言わないように。成功しかありえないと信じてもらって送り出すのが、応援側ができる最高のエールなんじゃないかな〜と思います。

松島さん、お疲れ様!ありがとうございます。

2015年5月22日金曜日

新人講師が今日、デビューします!

弊社期待の新人 松島由美子講師の写真
弊社期待の新人 松島由美子講師

今日17時から、弊社の主催する勉強会、紀尾井町ラーニングカフェがあります。

今回は、弊社の新人講師の松島由美子がデビュー戦を飾ります。
おかげで、今のところ17名がご参加くださる予定。
盛況なデビュー戦となり、松島本人にとっても良い日となることを祈っています。

私が講師業を始めて、早11年目。
毎日、毎日、毎日、毎日、本当に数えきれないくらいの講師体験をしてきました。
今までで何回、登壇したのかなあ?
たぶん、2,000回近いのではと思います。

講師登壇を続けるうちに、「講師になりたい」という相談を受けることが増えてきました。
そこで、2011年に初めて「講師養成講座」を開催し、「塚原美樹のプロ講師養成講座」のDVDを発売。
この頃から、自分が登壇するだけではなく、後進を育てようと考えるようになりました。
私もいつまでも講師をしていられるわけではありません。
ですので、自分が登壇することにこだわるよりも、登壇したいと考えている人をサポートすることを仕事にしたほうが良いと思ったからです。

それから4年。
この一年、徐々に私が関わった人たちが講師デビューを飾るようになってきました。
昨年末には、提携講師の岡べまさみち講師、浪間亮講師がマインドマップ講座でデビュー。
このゴールデンウイークにも弊社主催講座にご登壇くださいました。
そして、今日は弊社の内部講師である松島由美子がデビュー。

来年の今頃は、私が毎日、登壇しなくても良くなっているかも?
ちょっと寂しいようでもありますが、嬉しいことでもあります。

4年間は長い時間ですね。
一つのことを始めようと思って、4年経って、芽が出て育ち始める。
何か新しいことを始める時って、こんなものなのですかね?
講師養成という私の人生における大事な仕事、これからも大切に育てていきたいと思います。

写真はトレーニング中の松島由美子講師の様子です。
元気一杯の講師ですよ〜!!

2015年5月21日木曜日

アクションラーニング 基礎講座、夜間5回で開催中!

紀尾井町ラーニングカフェでのアクションラーニング演習の写真
紀尾井町ラーニングカフェでのアクションラーニング演習

ゆうべから、「アクションラーニング 基礎講座」が始まりました。

弊社では、日本アクションラーニング協会の許可のもと、当講座を主催しています。
本部講座は平日の日中ですが、弊社では、普通のビジネスパーソンが自己研鑽のためにアクションラーニングを学べるよう、平日の夜に複数回で、または土日に開催しています。

アクションラーニングは現場の問題解決に取り組み行動することを通して、学習を進めていくという能力開発の手法です。
個人の能力はもちろんですが、チーム、組織の能力も開発できます。

昨日は、再受講者も含めて6名の方々がご参加。
そのうちお一人は、当講座でご提供しているアクションラーニングの一手法「質問会議」も初体験でしたが、今回のご参加者は全員、非常に洞察力も理解力も高いので、こちらが驚かされます。
ほんの1時間程度の講義のみで、ちょっと分かりにくい組織開発と学習についての概念を素早く掴み、学びのポイントを良く理解してくださいました。

おかげで、第1回目のセッションは、私がアクションラーニングコーチを努めて実施したのですが、非常に良いセッションとなりました。

アクションラーニングは個人とチーム、組織の能力開発にとても良い効果を発揮します。
中でも私が特に気に入っていることを三つだけご紹介しますと・・・
  1. プロセス観察力と介入力がつくので、ファシリテーション力が相当レベルアップします。
  2. 一人で考えるのではなく、チームで考える体験ができるため、参加者全員がチームの力を最大化するためのコミュニケーション力を高めることができます。
  3. ブレークスルーが起きます。自分の思い込みに気づき、新しい物の見方ができるようになります。
私がアクションラーニングに出会ったのは2007年ですが、それ以来、講師としてのスキルも向上しましたし、コンサルタントとしての力も相当アップしたと思います。

押付け型ではなく、引き出し型。

さまざまな企業で、コンサルティング営業がこのスタイルになっていますよね?
ついつい、自分の商品を押付けてしまうトークになると、お客様との良い信頼関係が築けないこともありますね。

ご自身の仕事の能力を真剣に高めようと考えている前向きな6人の方々と、残り2週間であと4回。

講座の中で取り組む問題解決のためのセッションはナマものですので、何がどうなるかは分からない。私も真剣勝負で取り組みます。
さて、このクラスにどんな学習が起きることやら、とても楽しみです。

写真は昨年11月に弊社の勉強会、紀尾井町ラーニングカフェでアクションラーニングを実施した時の様子です。
この時は20人くらいご参加なさったのかな、盛況でしたね〜。

2015年5月10日日曜日

グラフィックMBA 第6期 実施中

グラフィックMBAの講座風景の写真
グラフィックMBAの講座風景

昨日から始まったグラフィックMBA第6期。60冊以上の経営、戦略関連書籍を無造作に置いてみました。

そばに置かれていると、つい中身を見たくなるのが人情というもの。
パラパラめくるだけでも、十分、本に対する認識が変わり、経営戦略用語が頭に入ってきます。
さて、そんな風に好きなだけ本をパラパラ見ながら、また、壁一面に貼られたマグネット式のホワイトボードにカラフルな落書きをしながら、二日間でケーススタディに取り組んでいます。

やっていることは、もちろん経営戦略策定、カタい内容です。
でも、雰囲気はリラックスしながら、柔軟に。

私の考えでは、経営戦略を学ぶことは、ビジネスパーソンなら誰であっても有効です。
だから、できるだけラクな雰囲気で、楽しみながら、気持ち良く学べる環境を作りたい。
この講座は15時間ですが、たったこれだけの時間で、経営から戦略、マーケティングまで一通りのインプットができ、さらにはケーススタディにまで当てはめて考えられるようになるというのは、結構画期的だと思っています。

私も中小企業診断士の試験勉強をしていた時、受験予備校に通っていましたが、受験予備校のような講義形式では、学習者本人が相当、優秀でないと学習内容は身に付かないでしょう。
一方通行講義ですから、講師に話す力がない場合には講義を受けること自体が苦痛。
けれど、話すのが上手い講師は、講師料が合わないため、まず受験予備校にはいないでしょう。
多人数に演習させながら学ばせるような方式は、講座開発に時間がかかる上に、講師の力量と準備がかなり必要。
また、設備、備品などの準備も大変なので、まず、受験予備校では提供できないでしょう。

弊社の特長は、難しいことを楽しく、分かりやすく提供できるという点。

この短時間で、経営、戦略、マーケティングを、知識インプットはもちろん、具体的な事例に当てはめて考えるところまでカバーできてしまうということを知ったら、受験予備校はどうするんでしょうか?

スピーディーに、しかも楽しみながら、効率的に経営戦略を学べる「グラフィックMBA」ベーシック・戦略コース
次回は6月10日(水)からの夜間6週間コースです。

グラフィックMBA講座での実際の演習内容の写真
グラフィックMBA講座での実際の演習内容
フレームワークをマインドマップでグラフィカルにの写真
フレームワークをマインドマップでグラフィカルに