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2016年10月20日木曜日

マインドマップとの「スイート10ダイヤモンド」

ちょうど10年前のこと。

2006年10月に、とあるメールが届きました。
その内容はこんな感じです。


「マインドマップの考案者であるトニー・ブザン氏が、日本で初めてインストラクター・トレーニングをします。世界的な知的リーダーがイギリスから来日するこの機会にあなたも参加しませんか? けれど、このインストラクター資格を取得しても、あなたの会社の事業売上が上がるとは思いません。でも、もし、マインドマップのアカデミックなイメージを使って、あなたの会社のブランド力を高めたいなら、どうぞご検討ください」

 
こんなメールをくださったのは、あの神田昌典さんです。
もちろん、多数の方々に配信なさったことでしょう。
 
当初は、私も無視していたのですが、11月に入ったある日、親しい友人からメールが来たのです。

「みきちゃん、マインドマップ・インストラクターが募集されているね。きっと、面白いことになるんじゃないかと思って、僕も行ってみようかと思うんだけど・・・」

そのメールを読んで、「じゃ、私もいこっかなあ・・・」

と流されるように、本当に気軽な気持ちで、インストラクターコースに応募したのが10年前のことです。

当時のインストラクターコースの価格は、3日で84万円。
そんなにお金をかけて、何が得られるんだ・・・と思いもしたのですが。

当時は、私も創業してまだ2年でした。
友人の言葉になんとなく引きずられ、

「もしかしたら、今後のうちの会社にプラスになるかも・・・」

という感じで、
ついつい84万円振り込んだのでした。

あの友人からのメールがなかったら、私は今頃、マインドマップに取り組んでいなかったのですよね。

こう思うと、縁というのは、本当に不思議です。

しかも、当時のインストラクターコースは選抜制。
誰でも、受講できるものではありませんでした。

まあ、神田さんの会社が事業展開していく際のメンバーとしてやれそうな人、という感じだったのでしょうね。

実際に、素晴らしい経営者の方々が落選していました。
私にメールをくれた友人も、残念ながら落選。
この友人、実は、とんでもなくスゴイ人なのですよ。

一方、私は運良く当選。
そして、なぜか、2年半後には「マインドマップ戦略入門」という本をダイヤモンド社から出版することになっていました。
インストラクターとしては、最初に出版が決まったのではないでしょうか。
ありがたいことです。

その後も、のらりくらりとマインドマップに取り組んでいたのですが、
4年前に入った弊社メンバーが、

「マインドマップ事業に真剣に取り組もう!」

と、突然言い出しまして、なんとなくそちらの方向に・・・。

しかし、やっていますと、
実は、マインドマップというのは「脳にナチュラルな思考技術」。

それまで、あまり本気ではなかったのが、急にやる気が湧いてきて、

「ああ、これは本当にいいかも・・・」

という気持ちに・・・。

私は大事なことを理解するのが遅いんですかね。
その言葉がきっかけとなり、マインドマップの事業に真剣に取り組む気持ちになったのです。

それ以来、おかげさまで、
大手企業の人材開発担当者の方々にも、その可能性を認めていただき、思考整理などの目的で、研修やコンサルティングのご用命をいただくことが増えてきました。

マインドマップと私とのご縁は、本当に不思議です。
ガツガツ自分から無理やり突進していったのではなく、知らないうちに、縁が生まれていたという感じなのです。

改めて思うと、マインドマップの本質は「ナチュラルな思考技術」であり、女性として、また音楽に取り組んできた経験からしても、私には、しっくりくる気がします。

最初はピンとこないけれど、だんだんその良さが分かって、気づいたら結婚している相手みたいな感じですかね。

さて、そんなわけで、今年は、
マインドマップとの「スイート10ダイヤモンド」を作りました。

まあ、もう空気みたいだけれど、それでもご縁のあった連れ合い(マインドマップ)のためですから、今度はちょっと本気です。(笑)

 「マインドマップの学校」
 http://www.mindmap-school.jp/

まだまだ、未完成ですが、お役にたつ情報をご提供していきますので、ぜひご訪問くださいね。

マインドマップの学校
http://www.mindmap-school.jp/

2016年2月8日月曜日

戦略策定プロセスを考える際のポイント <経営戦略>易しく分かりやすく楽しく解説 ♪(1)

マインドマップで学ぶ「グラフィックMBA」
マインドマップで学ぶ「グラフィックMBA」では、
受講者が壁一面にマインドマップを描きながら
戦略策定スキームをケーススタディに当てはめて考えます


このコースは、二日間でMBAホルダーが知っているような経営や戦略に関する知識のエッセンスを身につけ、使えるようにするのが目的で、ケーススタディに取り組みながら、20個以上の戦略フレームワークを学びます。

 SWOT
 4P
 5Forces
 PPM
 アンゾフマトリックス
 ・・・・・

などのビジネスフレームワークは、会社の研修などで学んだことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ところが、フレームワークの名前は知っているし、一つひとつの意味もわかるけれど、それを戦略策定にどう生かしたら良いかが分からない、というお声をよく聞きます。

そこで、今日からしばらく、この講座で私がお伝えしている戦略策定プロセスとフレームワークの活用法をご紹介します。

戦略策定プロセスを考える際のポイント


戦略策定プロセスは上位概念、下位概念を行き来しながら考える

様々な戦略策定プロセスがあると思いますが、私は以下のような順番で行うとスムーズに行くと考えています。

(1) 事業環境を分析し会社の特徴を掴む
(2) 業界を理解し会社の競争優位性を確認する
(3) マーケティングと事業戦略を検討する
(4) ドメインの設定
(5) 社会の洞察から会社の中長期目標を設定する
(6) 重要成功要因(KFS)の設定
(7) KFSを経営の要素ごとに展開
(8) 各業務目標への展開

このプロセスのポイントは、必ずしも上位概念から考えているわけではないということです。

つまり、戦略立案と言うと「ドメインを考えて、事業戦略考えて、商品ごとのマーケティング戦略考えて・・・」というように、上位概念から順番に考えると思いがちですが、これでは上手くいかないのです。

なぜならば、事業はすでに動いているので、現場で今起きていることから考えないと、上位概念を決めることは難しいのです。

「マーケティングを考えてみて、事業戦略を考えてみて、それからドメインを考える」のように、下位概念を考えながら、上位概念を決めていくというのが、良い方法です。

現実的には、上位概念を考えたり、下位概念を考えたり、と行ったり来たりしていると思います。


ドメインは「やりたいこと」ではなく「強み」を起点に考える

ドメインとは「事業領域」という意味で、顧客軸(誰に)・機能軸(何を)・技術軸(どんなふうに)の3軸で事業を定義します。

ドメインを定めておくことで、事業の方向性が明確になります。

方向性を明確にすることで、行うべきことが絞り込まれ、その分野に関するノウハウなどがたまりやすくなり、強みが構築されていくのです。

十分な「強み」があれば事業は継続できますが、「強み」が十分でない場合、他社の方が良い商品を提供することになり、顧客から選ばれず、市場退出となるでしょう。

ですので、ドメインを定め、自社の取り組むべきことを絞り込んでおくことは、とても大切です。

よく、「独立して、やりたいことをやろう」というような掛け声を聞きますが、やりたいことだけですと、強みが構築できない場合には、事業継続ができません。

事業というのは、社会にとって何かしらの価値提供ができるからこそ成立するものなので、「やりたいこと」が誰からも求められていないことだったり、他の会社のほうが強みを持っているものである場合、そもそも、その会社は価値提供できないことになります。

そこでお勧めしたいのが、「やりたいこと」よりも「できること」、つまり「強み」に焦点を当ててドメインを考えることです。

今持っている「強み」を伸ばせること、活かせる事業を選ぶほうが、やりたいからと言って0のものを伸ばすより、ずっと早く成功できるはずだからです。


ビジョンは客観的な社会洞察

上記の戦略策定プロセスでは、「ビジョン」という言葉をあえて使わず、「中長期目標」としました。

そのほうが現実的に考えることができるためです。

もちろん、いわゆる「ビジョン」と呼ばれるものを考えても構いません。

ただ、「ビジョン」というのは、自分勝手な夢のようなものではなく、客観的な社会洞察であるということを理解しておくと良いです。

つまり、世の中の流れをよく観察し、「これからこういうことが起きるな」とか、「今の社会のこういう状況をどうにかしなくては」のような思考が先にあり、それに基づいて、自社がどうすべきか、自社が社会に提供できる問題解決について考えるのです。

単に「売上〇〇億!」というようなものでは、もちろんなく、どのような状態になっていれば、様々な問題が解決できるのか、解決できている状態を具体的にイメージするといったようなことです。

・顧客はどんな状況に置かれ、自社商品によって何を得ているのか

・ビジネスパートナーとどのような関係を築いているか

・社員はどんな能力を発揮しているか

・政府・行政とどのように関わっているか

・投資家や金融機関とどのように関わっているか

・地域社会にどのように貢献できているか

・どのような技術が生まれ、活用されているか

ほかにもたくさん考えるべきことがあるでしょう。

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さて、今日は戦略策定プロセスのほんのさわりの部分だけお話ししましたが、参考にしていただければ幸いです。

次回は、SWOT分析の間違いやすいポイントについてご説明したいと思います。

経営戦略について学ぶときも
講座は常に楽しめるように工夫しています

2016年2月4日木曜日

問題解決は全体を見たときに起きる?

2016年1月3日「マインドマップ 目標実現GIFT 1日集中講座」 での塚原美樹の講義風景
2016年1月3日「マインドマップ 目標実現GIFT 1日集中講座」
での塚原美樹の講義風景

マインドマップに関連したとても重要な概念に「ゲシュタルト」というものがあります。

これは、全体性という意味です。

全体というのは面白いもので、部分の総和とは異なります。

たとえば、次の絵を見ると、皆さんは白い四角を認識すると思いますが、実際には白い四角はありません。

全体を見た時には白い四角が見えるが 部分を見ている時には白い四角は見えない
全体を見た時には白い四角が見えるが
部分を見ている時には白い四角は見えない

4分の3の円形が四つあり、それぞれの配置の関係により、白い四角が見えるのです。

このように、全体を見ることで初めて見えてくるものというのがあり、私たちが頭を働かせるときにも、全体性を意識することは、効果的な思考のための重要な鍵になってきます。

全体を見ることで、新たな発想が湧きやすくなったり、本質的な問題に気付きやすくなります。

「ゲシュタルト」という言葉は「ゲシュタルト心理学」などで知っている人も多いのではないでしょうか。

ゲシュタルト心理学の創始者の一人と言われるヴォルフガング・ケーラーは、二匹のチンパンジーを使った実験を行った結果から「洞察学習」という考え方を提唱しました。

ケーラーはサルタンという名前のチンパンジーを部屋の中に入れます。

部屋の天井にはバナナが吊るされており、サルタンはそのバナナを取ろうとします。

やがてサルタンは、部屋の隅に置かれた箱に注目し、その箱を吊るされたバナナの下に移動させ、その上に乗ってジャンプすることで、バナナを手にしました。

ケーラーは、このサルタンの実験の様子を見ていたもう一匹のチンパンジー、ラナにも同じ実験をします。

ラナはサルタンの真似をしたのですが、バナナを取ることはできませんでした。

皆さんはラナは何をしたと思いますか?

そうです、ラナは箱を移動せずに、バナナが吊るされた位置とは関係ない場所に箱を置いたまま、箱の上でジャンプをしたのです。

つまり、ラナはサルタンのしていることの部分しか目に入っておらず、全体が見えていなかったのですね。

この様子を見て、ケーラーは気付きます。

「問題解決は全体を見たときに一気に起きるのだ。」

確かに、部分しか見えなかったラナには問題解決はできませんでしたね。

これがケーラーの考えた「洞察」ということです。

このように、全体を見るということは、深い洞察を得ることに繋がります。

マインドマップは全体を見渡せるノートであるために、この洞察的思考が促されやすいのです。

今、身近に起きている問題について、とにかくマインドマップを書いてみましょう。

思い浮かぶことを整理せず、連想のままにどんどん書いて、さらに少し視点を変えて、また、どんどん書いてください。

もう出尽くしたと思ったら、マインドマップを少し俯瞰して眺めてください。

眺めているうちに、何かが分かってくると思います。

今まで見えていなかった繋がりに気づいたり、全体の中で何が大事なのかに気づく。

こんな風に、マインドマップを使って問題について考えることで、本質的な問題の発見、気づき、解決策の想起があるはずです。

そのコツは「全体を見る」ことです。

マインドマップを俯瞰することで
新たなひらめきや本質的な問題の発見が起きます


2016年2月3日水曜日

絵が苦手でもマインドマップはかけますか?

壁全面にマインドマップを描きながらの研修
壁全面にマインドマップを描きながらの研修は学んでいることが見える化して非常に効果的

マインドマップの講座を開催していると、

 「絵が苦手なんですけど、それでもできますか?」

というお声をよくいただきます。

多くの人のマインドマップの第一関門は「絵が苦手なこと」。

絵が苦手というだけで、マインドマップから遠ざかってしまう。

これは大変残念なことで、ほとんどは誤解なのです。

マインドマップは確かにイメージを使いますが、絵を上手く描くのが大事なのではなく、絵などのイメージを使ったほうが、頭が上手く働くから使っているということなのです。

なので、このようなお問い合わせに対して、私はいつも「大丈夫です」と自信を持ってお答えしています。

何を隠そう、実は長年インストラクターをしている私自身が、絵を描くのが苦手なのですから、ご安心ください。

しかしながら、絵が苦手、絵が下手であったとしても、イメージを使うというのは案外、スゴい成果をもたらしてくれます。

私の普段使っているノートに描かれたマインドマップには、ネットにこそ公開できませんが、本当に笑ってしまうほど下手くそな絵が描かれています。

だから、大丈夫。

絵が上手でなくても、マインドマップを上手く使えるようになりますし、絵を描けるようになります。

では、マインドマップにイメージを描くとどのような効果、効用があるのか。

そして、絵が苦手な人はどのようにして、イメージを使えば良いのか。

これについて、今日は解説したいと思います。


(1)イメージを描くことで仕事のスピードが上がる


普段は気づきにくいかもしれませんが、私たちは日々、イメージに囲まれ、イメージに助けられて生活し、仕事をしています。

たとえば、日常生活の中で分かりやすいのは、交通標識です。

「止まれ」の標識は赤い逆三角形で、白字で文字が書かれています。

また、「一方通行」の標識は青い長方形で、白字で矢印が書かれています。

もし、双方の標識が、白い正方形で、どちらも黒字で「止まれ」や矢印が書かれていたらどうでしょう。

たぶん、見分けがつかず、ドライバーは咄嗟の反応ができませんよね。

色や形がそれぞれ違うからこそ、認識がしやすく、素早く反応できるのです。

このように、私たちは、文字よりも色や形に対してのほうが素早く反応することができます。

では、ビジネスシーンにおいても、同じように色や形などのイメージを生かすことはできるのでしょうか?

私は、仕事においてもイメージは大いに活用できると考えています。

たとえば、プレゼンをする際の手元メモ。

すべてモノクロの文字で書かれた手元メモだったとしたら、どうなるでしょうか?

 「あれ? 次は何を話すんだっけ?」

と思った時、手元メモに目をやって、次の箇所を探すのにかなりの時間がかかるはず。

これでは役に立ちませんよね。

一方で、マインドマップで手元メモを作っていたとしたら・・・。

たぶん、ほんの一瞬、マインドマップをチラッと見ただけで、

 「ああ、あれを話すんだった!」

と掴むことができ、プレゼン中にもあまり下を見ることなく、オーディエンスにアイコンタクトを取りながら話を進めることができるはずです。

なぜなら、マインドマップはイメージを活用しているからです。

まず、一枚のマインドマップそのものが一つの絵に見えます。

その絵のどのあたりに何を書いておいたか、絵として思い出すのが容易です。

そして、マインドマップの各所に絵、アイコン、記号などのイメージが描かれていれば、そのイメージが目立って、チラッと見ただけで目に飛び込んできます。

プレゼン以外のビジネスシーンでも、イメージを活用したマインドマップは大いに役立ちます。

人の話をメモする時、会議のファシリテーション、本などからの情報収集・・・。

上手な絵である必要はありません。

とにかく、「視覚的に表現する」ことをしておけば、あとから見やすくなるのです。


(2)絵が苦手な人は簡単なアイコンから始める


もし、あなたが絵が苦手だとしても、何も描けないわけではなく、ちょっとしたアイコンくらいは描けるのではないでしょうか。

たとえば、下記の写真は、私が板書したアイコンの例です。

近年では仕事はほとんどメールやチャットで進められていますので、仕事のことを考えるにしても、メールやチャットという言葉はよく出てきますよね。

私はメールは封筒のアイコン、チャットは吹き出しのアイコン、というように決めて使っています。

また、ミーティング、打ち合わせなど、仕事の中でよくあるイベントを簡単なアイコンにしておくと便利です。

私はとても簡単なアイコンでこれらを表すようにしています。

どうですか?

決して上手な絵ではないですよね。

でも、こういうアイコンを使うことで、パッと見た時に分かりやすく、瞬時に捉えることができるのです。

こういうアイコンを自分でいくつか作っておけば、マインドマップをかく際にサッとイメージを入れられるようになります。

 「絵を描かなくては・・・」

のように不自由な考えにとらわれず、楽しく、気楽な気持ちでアイコンをマインドマップに入れてみてください。

これでOK!

あなたも、イメージで考え、イメージで表現するマインドマッパーです!


マインドマップで使うアイコン
絵が苦手な人がマインドマップにイメージを入れる際には
簡単なアイコンから始めると上手く行きます。


2016年1月24日日曜日

マインドマップはなぜ「考える」ことをラクにするのか?

マインドマップ プラクティショナー 1日集中講座
での板書のマインドマップ

マインドマップは頭の中で起きている現象をそのまま「見える化」するようなツールで、今までは頭の中で見えないままに考えてきたことを見ることができるため、考え続けることが非常にラクになります。

何かについて思考をめぐらせる時、ただ頭の中だけで考えていると、最初に考えていたことから、だんだん別のことへと連想が移行していってしまい、「あれ?何を考えていたっけ?」と分からなくなってしまうということがあると思います。

マインドマップをかきながら考えることで、このようなことが無くなります。

考えたことを単にメモしているというだけならば普通のノートでも良いのですが、マインドマップならではの利点がいくつかあります。

今日は、マインドマップがなぜ「考える」ことに有効なのか、についてお話ししたいと思います。

考え続けるためにマインドマップはなぜ便利なのか?


(1) 判断をせずに連想を活かせるために、新たな発想を得やすい

マインドマップのブランチ(枝)の繋がりは関連性を表しています。これは、連想の繋がりであっても構いません。

マインドマップは、普通のノートでは記載しずらい「連想の繋がり」を見える形で残すことができるため、通り過ぎてしまった以前の思考に戻り、再度考えることがしやすくなります。

ですので、マインドマップをかく時は、自分で「これは関係ない」などと判断せず、頭に浮かんだことを浮かんだままに、つまり「連想されたままに」素直に書くと良いでしょう。

この時は、言葉で書いても良いですし、イメージで描いても構いません。

特に、太いブランチのないミニマインドマップというスタイルには、思考の軸がないため、自然な連想を「見える化」するのがとてもラクです。

連想のままに、判断せずに、切り捨てずに書くことにより、ついつい行ってしまいがちな演繹的思考(トップダウン的に最初に思考軸を設けて整理しようとする思考法)から抜け出すことができます。

もともと人間の思考というのは、整理されたものではなく、様々な考えが連想によって生じるものです。

連想に従って書いたミニマインドマップは、最初、整理されておらず混沌としていますが、混沌としているからこそ、新たなアイデアや新たな発見が生まれる可能性が高くなります。

連想に従ったミニマインドマップでは、整理軸を設けた思考では排除してしまうような、一見、関連性が弱いように思える思考の種を拾い上げています。

実は、そういった一見、関連性が弱いように思える思考の種が、面白い、枠を超えた発想の種になるのです。

(2) 全体が見渡せるために、統合的思考が促されやすい

マインドマップはかいて終わりではなく、かき終えたら必ず、俯瞰してみるようにしましょう。

俯瞰して見ることで、部分ごとに考えていた時には分からなかったことが分かることがあります。

これは、さまざまな情報を「統合する」ということが頭の中で行われるからです。

ゲシュタルト心理学の創始者であるケーラーという学者は、「問題解決は全体を見た時に一気に起きる」と考えました。

別々に見ている時には気づかないことが全体を見た時に分かり、本質的な問題発見や、創造的な問題解決に繋がるということがあるのです。

マインドマップはそういった統合的思考を助けるツールと言えるでしょう。

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今日は「考える」ことをラクにするマインドマップの特徴について、2点お話しさせていただきました。

ぜひ、感想やコメントを以下に記入してくださいね。

みなさんとこのブログでお話しできるのを楽しみにしています。


整理軸を設けず連想と関連性のみで作成したミニマインドマップ

整理軸を設けた太いブランチのあるマインドマップ





2015年6月29日月曜日

マインドマップ読書術〜読書を再定義する!


マインドマップ読書術 プラクティショナー 1日集中講座 演習風景の写真
マインドマップ読書術 プラクティショナー 1日集中講座
演習風景

今週末は、土曜、日曜ともにマインドマップのコースを開催していました。

土曜は「マインドマップ読書術 プラクティショナー 1日集中講座」、日曜は「マインドマップ プラクティショナー 1日集中講座」。

マインドマップの開発者であるトニー・ブザンの「知的活動」についての考え方は、マインドマップ、メモリー、スピードリーディングの3つを総合することで完成されています。

特に、スピードリーディングのコンテンツは非常に面白く、結構、AHA!があります。

ブザン氏は、読書を単に「読む」こととは捉えておらず、人間が読書を通して行っている知的活動の全体像をスピードリーディングのコンテンツで解き明かしてくれています。

彼は自身の知的活動に対する分析を「読書を再定義する」と表現しており、以下の7つの段階が読書〜知的活動にはあるとしています。

・認識(Recognition)
・取り込み(Assimilation)
・読解(Comprehension)
・理解(Understanding)
・保持(Retain)
・想起(Recall)
・コミュニケーション(Communication)

この7段階で私が特に面白いと思うのは、読解(Comprehension)と理解(Understanding)を分けて考えている点です。

ブザンは、読解(Comprehension)においては、人は文章内における「内統合」を行っており、理解(Understanding)においては、外部の情報との「外統合」を行っているとして、この二つを明確に分けています。

内統合とは、要するに「書いてあることの意味が分かる。言わんとすることが分かる」ということで、高校生くらいまでの国語の授業の読解と同じことを言っています。

一方で、外統合とは、書いてあることが分かるだけでなく、自分の体験や他の知識との繋がりが見出せ、「深く理解し腹落ちする」といったようなことです。

私は大人の読書においては、内統合以上に外統合のほうが大切であると思います。

知的活動の中では、時には、内統合が完全に行われなくても、外統合は行われることもあります。

もし、読書を知的活動の一手段と位置づけるのであれば、本を読むことは、それ自体が目的なのではなく、本を活用して自分の能力を磨き、仕事などの場面で、なんらかのアウトプットをすることのほうが、大切になります。

すると、本を理解せずとも、外統合が起こり、良きアウトプットが出せた場合には、それでその読書の成果は得られたとも言えます。

この考え方で読書スピードをアップさせようとしているのが、フォトリーディングであるとも言えるでしょう。

内統合と外統合という二つの概念を生み出したのは、ブザン氏ならではであるように思います。

彼は、脳の第一言語は "Image" であり、脳のしている仕事は "Imagination & Association" であると言っていますが、「統合」という概念は、つまりは他の事柄との繋がり、すなわちAssociationを見出すということであると思います。

「読む」という作業は、実は「繋がりを見出す」作業であり、繋がる先は、文書の中だけではなく、人間の頭の中にもあるのです。

スピードリーディングとフォトリーディングの両方を学んだ人は少ないかと思いますが、私としては、両方を学ぶことで、より読書に対する理解が深まると思います。

受講者の一人が、こんなことを言っていました。

「読書というのは、本当に自由で良いのだということが良くわかった。」

読書は、目的ではなく手段。
こう思えば、様々なスタイルの読書があって良いのですよね。

講座では、トニー・ブザンが提唱する

MMOST (Mindmap Organic Study Technique) (「エムモースト」と読みます)

もご紹介し、非常に効率的かつ効果的な読書をご体験いただきました。

マインドマップ読書術では知的活動として読書を再定義しますの写真
マインドマップ読書術では知的活動として読書を再定義します

MMOST(Mindmap Organic Study Technique)によるマインドマップ読書の写真
MMOST(Mindmap Organic Study Technique)によるマインドマップ読書


2015年6月26日金曜日

グラフィックMBA第7期実施中

マインドマップを使ってSWOT分析を解説(2013年11月撮影)の写真
マインドマップを使ってSWOT分析を解説(2013年11月撮影)

今週の水曜日は、グラフィックMBA ベーシックコースの第7期、6回コースの3回目でした。

このコースは、なかなか学びにくい戦略や経営の知識を、2時間半×6回のコースで、ラクな気持で学んで行こうというもの。
6回のコースが終わる頃には、一つのケーススタディに対して、重要成功要因〜KFS、つまり、その会社がこれからすべき大切な課題が見えてくるということを目指しています。

第1回目は、経営と戦略の全体像を掴み、6回コースのゴールのイメージを掴みます。
第2回目は、その会社の重要な課題を見出すために会社の特長を掴むことを目的に、環境分析を学び、ケーススタディの環境分析を行います。

そして、今回の第3回。

この回では、環境分析をより深く行うために、競争戦略の考え方を学びます。
取り上げているのは、ポーター、コトラー、バーニー、プラハード&ハメルの理論です。
これらの競争戦略の理論を学ぶことで、自社の強みがより深く理解できたり、競合との違いが見えて来て、今後進むべき方向性がだんだん見えてきます。

ただ、ここまでは、まだ分析段階であり、何をすべきかは見えていません。
自社がどうなって行くのか、何をすれば良いのか、
については、このあとの第4回以降に考えて行きます。

どのような理論もそうですが、理論というのは現実を一般化したものであり、現実の業界や企業を見た場合、その理論が綺麗に当てはまるということはありません。ですので、理論を学んだら、その理論をどう応用するかを考えた方が良いでしょう。

たとえば、ポーターの競争戦略を学ぶと、以下のようなことが分かります。

競争の捉え方には以下の2つの軸がある。

・1つは、競争の種類を軸として、コストを下げて戦う方法と差別化して戦う方法。
・もう1つは、競争の範囲を軸として、広い範囲で戦う方法と狭い範囲に絞って戦う方法。

この2つの軸の組み合わせで、以下の4つの競争戦略が考えうる。

・コストリーダーシップ戦略
・差別化戦略
・コスト集中戦略
・差別化集中戦略

これらの理論をヒントに、現実の企業について応用して考えてみます。

たとえば、差別化で競合と戦うことを考えている企業が、なかなか上手く行かず、よく考えたら「競争の範囲が広すぎる」ために、資金的に間に合わず、苦しくなっていることに気づいたとします。そこで、戦う市場を絞り、差別化集中戦略にシフトすることを考えます。けれど、市場を絞るにしても、その市場の持つ購買力で会社を維持できるかどうかについても考えなくてはなりません。そこで、自社の強みを考え、どの市場に絞れば成功するのかを検討します。

このように、理論は、今後の進むべき道を探るヒントを得るために応用すれば良いのです。

さて、来週のグラフィックMBAは第4回、マーケティングを学びます。
マーケティング的な視点でその会社を見ると、その会社がどの方向に進むべきか、より明確化してくるはずです。

2015年6月15日月曜日

マインドマップの守破離

マインドマップ アドバンス・プラクティショナー 1日集中講座でのグループマインドマップの写真
マインドマップ アドバンス・プラクティショナー 1日集中講座
でのグループマインドマップ

今週末は土日の二日間に渡って、マインドマップ講座を開催していました。

土曜日は「マインドマップ プラクティショナー 1日集中講座」
日曜日は「マインドマップ アドバンス・プラクティショナー 1日集中講座」です。

プラクティショナーはマインドマップの基礎を習得し、その原理を理解する講座、アドバンス・プラクティショナーは、それらを伝えられるだけの理解にまで深める講座です。

聞いて分かったというのと、本当に腹落ちして分かり人に伝えられるというのとでは、かなりな違いがあります。
人に何かを伝えるためには、単に分かったというレベルでは十分ではなく、本当に腹落ちしている必要があります。

腹落ちするためには、頭の中で、新たに学んだことと別の様々なこととの関連性が見出せ、知識同士の複雑な繋がりが作られている必要があります。

たとえば、経営論で新たに学んだリーダーシップ理論が、学生時代の自分の体験と結びついたり、まったく分野が異なるマーケティングの購買動機理論と結びついたりするといったことです。

理解の深さというのは、その知識が他の知識や情報といかに複雑に繋がっているかの度合いで決まるのだと思います。

マインドマップの開発者であるトニー・ブザンから、「ダビンチのルール」として、

 「すべてのものは繋がっている」

という言葉を教えていただきましたが、同じことと言えるでしょう。
すべてが繋がっているとすれば、あらゆることに興味を持って学ぶことが自分の専門性を高めることに繋がるとも言えるでしょう。

日本には、武道、茶道、芸術分野における上達のプロセスとして、守破離という言葉があります。

守は型を守ること。
破は型が身に付いて来た人が、自分なりに研究を重ね、別の型を試し、最初に学んだ型を破ること。
離は、型の奥にある原理・原則が身に付き、型から離れていても原理・原則が体現できているということ。

深い理解というのは「離」の域に至るということですが、型の奥にある原理・原則が様々な事柄に複雑に繋がっているからこそ、型から離れられるのです。

一方で、教える立場に立つ場合には、初心者には離を教えてはならず、守、つまり、まず、型を教える必要があります。
初心者は原理・原則を十分には理解できないため、いきなり離を促してしまった場合、原理・原則を曲解することになるからです。

マインドマップの場合には、メンタル・リテラシー(頭を使いこなす力)という概念が原理・原則です。
そして、その方法はと言うと、

Imagination(イメージすること)
Association(繋げること、関連させること)
Gestalt(全体性)

という脳の持つ3つの機能を活かすことがポイントであると思います。

マインドマップ アドバンス・プラクティショナーは組織内でマインドマップを教えることができる資格。
メンタルリテラシーを深く理解し、組織の中に広めて行ってください。

マインドマップ講座風景・関連書籍の写真
マインドマップ講座風景・関連書籍 
マインドマップ講座風景・ペリフェラルポスターの写真
マインドマップ講座風景・ペリフェラルポスター
グループ・ミニマインドマップの写真
グループ・ミニマインドマップ

2015年6月4日木曜日

大学でマインドマップの講義をしてきました

大東文化大学でのマインドマップ講義風景の写真
大東文化大学でのマインドマップ講義風景
連想を見える化し、まとめる方法を話しました

本日、大東文化大学の東松山キャンパスにお邪魔して、お若い学生さんたちにマインドマップの講義をして参りました。

当大学の先生が、数年前から弊社の講座におでかけくださっていて、学生さんたちの勉強等にマインドマップを使わせてあげたいという思いで、弊社にご依頼をくださったのです。

昨年は、提携講師の浪間亮講師にご出張いただいたのですが、今年は浪間講師の都合がつかず、急遽、私が行くことに。

学校教育の現場というのは、私が普段関わっている社会人教育の現場とはまた違った空気です。

私もかつて、小学校、中学校、高校などでマインドマップ講座をさせていただいたことがあります。

学校教育については素人ですが、学年が低ければ低いほど、講義(授業)は難しく工夫が必要になるというのが感想です。

ちょっとした指示出しであっても、社会人であれば1分でできることが、中学1年生のクラスですと10分かかります。

ましてや、小学校低学年などであれば、教え方のアプローチを変えないと成立しないでしょう。

大学生はかなり大人に近いですが、さまざまな意味で完全な大人ではありません。

大人より良い点もあり、また至らぬ点もあります。

ですが、そんな若い人たちとふれあい、講義させていただけるのは、私にとってはとても嬉しいことです。

90分と非常に短時間でコンパクトに講義をしなくてはならないのも、学校ならでは。

社会人教育であれば、2時間程度は用意していただけることがほとんどですが、たとえば小学校であれば45分で教えなくてはならないこともあるでしょう。

教える側にとっては短いと感じても、受け手にとってはちょうど良い時間かもしれません。その範囲で、できることをやり切るというのがプロだと思います。

かつて、マインドマップのインストラクターになり立ての頃、学芸大付属小学校にお伺いしてマインドマップの講義に参加したことがあります。

その時は、体育館で200人くらいでしたでしょうか。内山インストラクターが壇上で講義をしました。

その後、子どもたちは各クラスに戻り、引率したインストラクターが手分けをして各クラスにてサポートをすることに。

てっきり、担任の先生があとはフォローしてくださると思いきや、いきなり、「ではこのあとは塚原先生お願いします」とのこと。

なんの準備も無い中、小学3年生のクラスの1コマをいただき、可愛い子どもたちにマインドマップを教えました。

もちろん、その前に内山インストラクターが集合で教えてくださっていたので、やりやすくはあったのですが・・・。

慣れないチョーク片手に、黒板にマインドマップをかいて、子どもたちと楽しみました。

その授業のあと、「教えてくれてありがとう」と、子どもたちが挨拶に来てくれた時の可愛かったこと。

「あ〜、この風景とこの感覚」・・・随分昔を思い出しました。

20代前半の頃、九州の小学校と中学校の視聴覚教室の仕事をしたことがあったのです。

当時の私は歌手業をしており、その時の私の役割は「歌のお姉さん」です。

体育館に子どもたちが集まり、ラテンバンドとともに体育館のステージに。

私は司会をして、ラテンバンドの演奏を紹介するとともに、数曲歌いました。

 赤とんぼ

 ハメハメハ大王の歌(この時、初めて知りました)

 ・・・・あとはなんだったかな?

小学校では、その視聴覚教室の授業が終わると、子どもたちが国語や算数のノートを持って見送りにくるのです。

なぜ、ノートを持っているかというと・・・・。

 「ねえ、ここにサインして!」

バンドのメンバーは私を含めてちょうど6人だったのですが、ジャポニカ学習帳の国語のノートの1ページに鉛筆で線が引かれており、6等分されているのです。

6人それぞれが、自分のノートにサインできるように、子どもはちゃんとスペースを6等分してくれたのですよ。

なんと、可愛い!!

普段は夜の酒場で歌っているのに、その時に限っては朝9時音だし!

あれも楽しい仕事でした。

また、中学校では、一人の男子生徒がラテンの演奏に触発されたのか、体育館でずっと踊りまくっていました。子どもって、本当に素直というか、感性に率直ですよね。

さて、こんな風にあちこちで講義をする私は、昔、あちこちで歌っていたときと変わらず、旅芸人そのものですね。

講師業を初めてからも、講演の仕事などで、全国を旅して回っていたのです。

クリエイト紀尾井町という弊社のホームで講義をするのとまた違い、全国の人たちと会える仕事はまた楽しい!!

今日お会いした若い学生さんたちの心にちょっとでも、今日の講義の内容が残ってくれれば嬉しいです。

大東文化大学でのマインドマップ講義風景の写真
大東文化大学でのマインドマップ講義風景

2015年5月31日日曜日

マインドマップを社内や校内で教えるための資格

マインドマップ アドバンス・プラクティショナー 1日集中講座のクラス風景の写真
マインドマップ アドバンス・プラクティショナー 集中講座のクラス風景。
マインドマップの関連書籍を多数展示しています。

今日はマインドマップ アドバンス・プラクティショナー 集中講座を開催していました。

2014年9月に、マインドマップの本部である英国ThinkBuzan(現在は変更されています2023年9月現在)が、アドバンス・プラクティショナーという資格を新たに作ることを発表し、それを受けて、弊社では、2014年11月から認定講座を開催し始めました。

アドバンス・プラクティショナーは、自分自身が所属する組織内、つまり自分の会社や自分の学校で、組織に属する人たちにマインドマップ入門講座を教えて良いという資格です。

今日のご参加者には、大学の先生、高校の先生も。
お二人とも、生徒さんたちが、自分の将来を考えるのにマインドマップが使えないかとお考えになったようです。
たしかに、マインドマップはキャリア開発に役に立つツールです。
自分の強みや弱み、自分がやりたいこと、社会のニーズなどをマインドマップに洗い出して、自分が進むべき道を考えるのに役立てることができます。

アドバンス・プラクティショナーの方々は、入門講座ではありますが、マインドマップを教える立場に立つことになりますので、コースの中では、教える立場として押さえておかなければならないことを、確実に腹落ちしてもらうようにしています。

7.5時間のコースですが、最後の1時間で取り組む最終演習では、「アドバンス・プラクティショナーとしてマインドマップを使いこなしていくために必要なこと」というテーマで、グループマインドマップに取り組んでいただいています。

今日のグループマインドマップでは、「やはりメンタルリテラシーを深く理解することが何より大切である」という結論に達したようです。
こういう結果が自然に出てくるというのは、インストラクターとしてはとても嬉しいことですね。
マインドマップはあくまでもツールですが、奥にあるのは「考える」ということに対する深い洞察です。
ですので、マインドマップの講座は、書き方講座、お絵描き講座ではなく、「考える」ということの本質がテーマになっています。

さあ、また、高校生、大学生にマインドマップが広まって行きますね。
学生さん、生徒さんたちが、考えるツールを手に入れて、自分の未来を自分で切り開いてくれるのなら、本当になによりだと思います。

2015年5月30日土曜日

イメージだけのマインドマップ

受講者の方が作成したイメージだけのマインドマップ(未完成)の写真
受講者の方が作成したイメージだけのマインドマップ(未完成)

今日はマインドマップ プラクティショナー 1日集中講座を開催。

数年前にマインドマップの30時間の講座をやっていた頃に講座にご参加くださった方が、今回はプラクティショナーアドバンス・プラクティショナーの資格取得のために再ご参加くださいました。

現在、マインドマップの資格は本部の英国ThinkBuzanが発行しており、昨年の9月に、新たにアドバンス・プラクティショナーという資格ができました。
アドバンス・プラクティショナーは自分が所属する組織の中で、「マインドマップ入門講座」を教えることができる資格です。
彼も、この資格を取得して、ご自身の所属する組織で教えるなどして、マインドマップをもっと仕事に活用したいと考えているようです。

この方、さすが、かつて30時間のトレーニングを積んだだけあって、視覚表現力がすごく豊かです。
写真は、彼が普段、4歳の娘さんと一緒にしている遊びを描いたマインドマップ。イメージだけで出来ています。
これなら、文字を読むのに問題のある小さい子や外人ともコミュニケーションができますよね。
まだ未完成とのことですが、とても可愛いマインドマップだったので、許可をいただいてブログに掲載させていただきました。

「家に帰ったら、娘にこのマインドマップを見せて、何がかいてあるか当ててもらいます」とのこと。
娘が可愛くてしょうがない、という感じでした。

仕事にも!
家族とのコミュニケーションにも!
さまざまな用途に、マインドマップは使うことができますよ。

2015年5月24日日曜日

「考える」とはどういうことか? 〜 思考の仕組みを紐解く

塚原美樹がマインドマップで使用するオリジナルアイコンの写真
塚原美樹がマインドマップで使用するオリジナルアイコン

本日は、「マインドマップ プラクティショナー 1日集中講座」を開催しました。

今回は少人数のクラスでしたが、ご参加の皆さんはそれぞれの専門性をお持ちの方ばかり。
医療関係者、経営コンサルタント、エンジニア、林業エキスパートなど。
休憩中には皆さんから様々な話を聞くことができ、私にとっても、非常に勉強になります。

この講座はマインドマップの原理を学び、基本を身につける認定コースで、単なるマインドマップの描き方講座ではありません。
マインドマップは見ただけで真似できそうな簡単なノートに見えますが、一方で、なぜあのようにイメージを入れたり、マークをつけたり、線をつないだりしているのか、といった理由については、見ただけではなかなか掴めないと思います。

描き方のルールの奥にあるのは、私たちの思考の原理です。
これを深く理解することで、より効果的なマインドマップの活用法がイメージできるでしょう。

マインドマップの開発者のトニー・ブザンは、

 「脳の第一言語はイメージである」

と言っています。

そして、脳が行っている仕事というのは、

 「Imagination & Association」

すなわち、

 「思い浮かべること、繋ぎ合わせること」

だとも。

このトニー・ブザンの定義は、とても面白い気づきに基づいていると私は思います。

マインドマップを学んだ数年後、ある時、「考える」という概念の定義を調べてみたことがあります。
すると、一説では、「考えるとは、何かと何かを繋げることである」という定義がみつかりました。

これも、「ああ、なるほど」
という気がしました。

私たちは普段、「考える」ことを自然にしており、その作業がどんなものであるか、言語化することは、滅多にありません。
「考える」とは具体的には何を表しているのか、ということを改めて考え、表現しようとしても、上手い表現は見つからないのではないでしょうか。

トニー・ブザンという人は、こういうことを深く考えた人なのだろうと思います。
そこが、彼の面白いところであり、優れた点です。

確かに、言われてみれば、私たちは頭を働かせる時、「ある概念または事象などが、頭の中にある別のものと繋がらないか探す」ということをしています。
Associationを発見しようとしているのです。

さらには、このAssociationの発見のもととなるのは、質問です。

ブザンの読書術を学ぶと、やはり、「質問」を明らかにしてから読むという方法が取られています。

さて、Associationが「考える」という作業の本質であるとすると、Imaginationはどうでしょうか。
Imaginationは、頭の中で脳がAssociationを行っている際の有り様を表しているように思います。

私たちは頭の中で、概念、事象などを五感の記憶に基づいた表象として「思い浮かべながら」、それを繋げようとしています。

こういう頭の行っていること、「考える」ということの基礎要素が分かってくると、単なるお絵描きも、実は、頭をうまく働かせる上で、また、考え続ける上で、実は大事な役割を果たしていることが分かります。

なので、普段はあまりイメージを使っていない方も、仕事にイメージを使うようになると、より一層、仕事のスピードが上がるでしょう。

講座では、別に上手な絵やイラストを描く必要はない、と私はお伝えしています。
直感的に分かりやすく、さらっと描けて、あとで見て役にたつようなアイコン、ちょっとしたスケッチ、イラストなどを、いくつか持っておくと、ノートを作成するスピードも上がります。
また、そのノートは後でとても役に立つはずです。

写真は、私がマインドマップの中に良く使っているオリジナルアイコンをいくつか板書したものです。
下手くそですが、何を表しているのか、なんとなく分かりますよね?
こんな感じで良いのですよね。

2015年5月23日土曜日

マインドマップ記憶術 パスワードを覚えるコツを掴む

The Most Important Graph in the Worldの写真
The Most Important Graph in the World

今日は「マインドマップ記憶術 プラクティショナー 1日集中講座」を開催しました。

マインドマップは実は、記憶と密接な関係にあります。
また、マインドマップの開発者のトニー・ブザンは、「記憶と創造の仕組みは同じだ」とも言っています。
最初は私もどういうことかなあ、と思ったのですが、記憶術を学べば学ぶほど、記憶するというのは本当にクリエイティブなことであることが分かります。

現代人が悩まされている記憶と言えば、パスワード。
皆さん、大量のパスワードを覚えるのに苦労していませんか?
同じパスワードを使い回すというのは、セキュリティ的に危ないようで、サイトごとなどでパスワードを変えないとなりません。
しかも、定期的に変更しないとならない。
「本当に勘弁して欲しいよ〜」と私も困っていたのですが、記憶術を学ぶと、このような大量のパスワードもラクに覚えられます。

マインドマップ記憶術 プラクティショナー 1日集中講座」はたった1日の講座ですが、数字を使った記憶法など、いくつかの記憶法を学び、日常生活に役立ててもらっています。

この講座の中で一番大事なのは、記憶のメカニズムと学習の仕方。

記憶だけではないですが、頭のしていることの仕組みが分かってくると、どんな風に勉強を進めれば良いかがだんだん分かってきます。
たとえば、「理解をしてから記憶をする」と学習は上手くいくのですが、理解をしないうちに記憶しようとして、つまづいてしまうことがあります。
まず理解、そして記憶。記憶するには記憶術とマインドマップが役立ちます。

では、理解は?
こちらはインプット学習術ですね。
こちらのポイントは広く浅く、繰り返し、です。
こちらは、フォトリーディング集中講座で話しています。

さて、写真は、トニー・ブザンが考えた The Most Important Graph in the World です。

2015年5月10日日曜日

グラフィックMBA 第6期 実施中

グラフィックMBAの講座風景の写真
グラフィックMBAの講座風景

昨日から始まったグラフィックMBA第6期。60冊以上の経営、戦略関連書籍を無造作に置いてみました。

そばに置かれていると、つい中身を見たくなるのが人情というもの。
パラパラめくるだけでも、十分、本に対する認識が変わり、経営戦略用語が頭に入ってきます。
さて、そんな風に好きなだけ本をパラパラ見ながら、また、壁一面に貼られたマグネット式のホワイトボードにカラフルな落書きをしながら、二日間でケーススタディに取り組んでいます。

やっていることは、もちろん経営戦略策定、カタい内容です。
でも、雰囲気はリラックスしながら、柔軟に。

私の考えでは、経営戦略を学ぶことは、ビジネスパーソンなら誰であっても有効です。
だから、できるだけラクな雰囲気で、楽しみながら、気持ち良く学べる環境を作りたい。
この講座は15時間ですが、たったこれだけの時間で、経営から戦略、マーケティングまで一通りのインプットができ、さらにはケーススタディにまで当てはめて考えられるようになるというのは、結構画期的だと思っています。

私も中小企業診断士の試験勉強をしていた時、受験予備校に通っていましたが、受験予備校のような講義形式では、学習者本人が相当、優秀でないと学習内容は身に付かないでしょう。
一方通行講義ですから、講師に話す力がない場合には講義を受けること自体が苦痛。
けれど、話すのが上手い講師は、講師料が合わないため、まず受験予備校にはいないでしょう。
多人数に演習させながら学ばせるような方式は、講座開発に時間がかかる上に、講師の力量と準備がかなり必要。
また、設備、備品などの準備も大変なので、まず、受験予備校では提供できないでしょう。

弊社の特長は、難しいことを楽しく、分かりやすく提供できるという点。

この短時間で、経営、戦略、マーケティングを、知識インプットはもちろん、具体的な事例に当てはめて考えるところまでカバーできてしまうということを知ったら、受験予備校はどうするんでしょうか?

スピーディーに、しかも楽しみながら、効率的に経営戦略を学べる「グラフィックMBA」ベーシック・戦略コース
次回は6月10日(水)からの夜間6週間コースです。

グラフィックMBA講座での実際の演習内容の写真
グラフィックMBA講座での実際の演習内容
フレームワークをマインドマップでグラフィカルにの写真
フレームワークをマインドマップでグラフィカルに

2013年7月31日水曜日

2006年日本初のマインドマップインストラクター研修

日本初のマインドマップインストラクター研修の写真
日本初のマインドマップインストラクター研修の参加者

昔の写真を整理していたら、こんな写真が出てきました。

2006年11月にトニー・ブザンが来日し、初めてインストラクター研修を行った際、懇親会後に撮影した集合写真です。

真ん中の外人がトニー・ブザン、向かって左隣は研修を主催された神田昌典さんです。
ブザン先生の向かって左前のロングヘアの黒い服が私です。

懐かしい顔ぶれ、みんな若かったですね〜。

2013年7月30日火曜日

ToDoリストをマインドマップにしてみた

ToDOリストのマインドマップの写真
ToDOリストのマインドマップ

一日のスケジュールを考えたマインドマップです。

仕事で使うなら、こんなマインドマップが実用的なのではないかと思います。
何時にどの仕事をするか、どのくらいの工数がかかるのかがパッと分かる上に、仕事全体の関連性や重要な点が分かります。

ミニマインドマップを先に書いてからまとめるというのも良いでしょう。

2013年7月28日日曜日

マインドマップ講座風景

マインドマップの講座風景の写真
マインドマップの講座風景

マインドマップは見ただけで描けてしまうという人もいれば、あんな風に書けるかどうか不安、と感じる人もいます。

習得するには、たくさんかくのがなによりです。

二日間講座の場合には、かく枚数が多いので、集中的にマインドマップに取り組んで、より早くマスターすることができます。
絵が苦手、などと言う人でも大丈夫。

要するに、視覚的に表現する習慣をつけて、仕事のスピードを早めたり、考える力を身につけようということなのです。
誰でもマインドマップは書けますし、自分の能力を引き出すためのツールの一つとして活用できます。

講座は、ゼロベースで一歩一歩進んでいきますので、安心しておいでくださいね。

マインドマップのセミナー情報こちら

2013年7月27日土曜日

マインドマップで会議をしよう!

会議で活用するマインドマップの写真
会議で活用するマインドマップ

会議ファシリテーションにマインドマップを使うなら、こういう感じのミニマインドマップが最適でしょう。

発散と収束を交互にしながら、みんなの意見を見える化し、会議を進めていくことができます。

写真は、弊社のマインドマップの二日間講座で行った模擬会議で、受講者の方がファシリテーションしながら書いたマインドマップです。

マインドマップのセミナー情報こちらからご確認ください。

2013年7月26日金曜日

マインドマップ 一日集中講座

塚原美樹のマインドマップの写真
塚原美樹のマインドマップ

マインドマップ 一日集中講座では、マインドマップの書き方をしっかり学ぶことの他に、メンタルリテラシー、すなわち「頭を使いこなす力」をテーマに取り上げています。

この言葉はマインドマップの開発者のトニー・ブザンが作った造語です。

マインドマップに色や形、矢印などがたくさん使われているのは、実は頭を上手に働かせるためなのです。

まあ、ちょっと見は単なる落書きのようですが、これを仕事で使うと、かなり役に立ちますよ。
かきながら頭の中が整理されてくるのを実感する人も多いです。

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2013年7月24日水曜日

マインドマップは他のものと組み合わせると活用範囲が広がる

塚原美樹のマインドマップの写真
塚原美樹のマインドマップ

マインドマップの応用講座では、マインドマップの使い方に焦点を当てています。

マインドマップはとても便利なツールですが、単にマインドマップの書き方を知っている、書ける、というだけでは、その威力も半減してしまいます。

どうすれば良いかというと、他の何かと組み合わせると良いのです。

たとえば、記憶術とマインドマップ、論理的思考法とマインドマップ、読書術とマインドマップ、のように何か他のノウハウと組み合わせることで、組み合わせたものがやりやすくなります。
たとえば、記憶術は昔からいろいろとあるわけですが、これを記憶術としてだけ使うよりも、マインドマップと組み合わせることで、記憶術がより生きてきます。

ですので、マインドマップを学んだだけで完結してしまうのではなく、他のものも学び、マインドマップとどのように組み合わせると効果的かを考えると良いでしょう。

弊社のマインドマップ応用講座では、そのようなマインドマップの様々な使い方、マインドマップと他のノウハウの融合の仕方をお伝えしています。

マインドマップのセミナー情報こちらから。