私は2001年に「10倍速く本が読める」の本が世に初めて出た時、即10冊購入して友達に配ったくらいフォトリーディングに心惹かれた。
でも、最初の数年はフォトリーディングが上手くできないと思っていた。
フォトリーディング集中講座に参加した2002年6月、私は丁度、中小企業診断士試験の勉強を始めようとしていたところだった。
しかし、難関国家試験のテキストをパラ読みしたところで合格できるはずがない。
合格率は3パーセントだ。
そこで会社に勤めながら、幼子二人抱えながら、1年で1500時間勉強した。
朝、3時、4時に起きて6:30まで勉強してから会社に行った。
昼休みも電卓片手にキャッシュフロー計算書を毎日作った。
通勤電車で毎日2時間勉強した。
お風呂でも防水プレーヤーでオーディオ教材を聞いていた。
時間が惜しくて、ちょっとでも間があると、「勉強できる!」と真剣に喜んだ。
手帳に毎日、勉強時間数を記録していた。
勉強するのが楽しくて仕方なかった。
けれど、フォトリーディングはできていないと思っていた。
しかし、実はあの頃、フォトリーディングをしていたんだと、後になって分かった。
それはインストラクターになってからだ。
フォトリーディングは、パラパラページをめくるというだけのものではない。
もっと地に足がついた深いメッセージを含んでいるものだ。
そのメッセージは、自分を信じるということだったり、頭を上手に使うということだったり、効果的な学習メソッドだったり。
そして何よりも、「気楽で、自然体で、いよう」というメッセージを含んでいる。
力を抜き、自然にして、自分を信じているのが一番だ。
私も、試験の時にそうだった。テキストのページをただめくり、私は必ず一年で合格すると決めていた。
私たちには何かを成し遂げる能力が備わっている。それを単に受け入れるということ。
これがなくては、何も始められない。
でも、人間は弱いからつまづく。
そんな時は、ただ本をめくればいい。読まなくていい。
めくるだけで良いなら、できるかも、とも思えてくる。
そして、ある時には、めくるのも嫌だと思うかもしれない。
しかし、どこかで「私なら、きっとできる」と思うことができていればOK。
そう思えれば必ず成し遂げることができる。
人は、自分で考えたようにしかならない。
自分ができると思わなければ成し遂げることはできない。
一方で、自分で成し遂げられると考えることができれば、必ず成し遂げられるのだ。
あとは、自分の脳と身体を信じて、力を抜こう、自然体になろう。
そうすれば、脳は働きやすくなり、実力は発揮されるのだ。
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