2015年8月7日金曜日

自分に全責任を持つということ

先日、日本アクションラーニング協会の関連イベントで、ダイバーシティの公開講座に参加しました。

弊社は日本アクションラーニング協会のアソシエイトパートナーでもありますので、協会関連の活動には、いつも注目しています。

今回のイベントにゲスト講師としてご登壇なさっていたのが、佐渡アンさんです。

彼女は日系三世。
日系二世の父と江戸っ子の母の間に生まれた女性。
現在、60代です。

聖路加病院で生れ落ちたものの、父が日系二世であったために米国籍となったそうです。

時代の流れの中で、幼少期にアメリカに移住せざるを得ず、アメリカで育ち、その後、日本の企業においても多くの仕事をなさってきました。

想像するに、彼女はこれまで、どこに行っても苦労なさったことでしょう。

アメリカ企業においては、日系人だということで、苦労をしたでしょうし、日本企業においても、米国人だということで、苦労をしたはずです。

他の人たちと同質でないことが、どれだけ摩擦を生み、その人の孤独感を生むかと思います。

そんな環境の中で生きてこられた佐渡アンさんのお話は、私にとても響きました。

周囲の人たちと同質でないとしても、自分に自信を持っていいのだというメッセージが伝わって来たのです。

日本の大手企業などにおいては、同質性を求められることが多いのではないでしょうか。

私のように大手企業での就業経験がなく、独自の人生を過ごして来た者にとっては、日本社会では当たり前、常識である、とされていることが理解できないことが多々あります。

もちろん、日本社会、日本企業を相手に仕事をしているのですから、その文化について学ばなくてはなりませんが、もしかしたら、その文化を壊すことが、日本を良くすることに繋がるのかもしれません。

佐渡アンさんは、5つのP実践しなさいと教えてくれました。
10分程度の講義だったので、もしかしたら趣旨と違っている可能性もありますが、私が理解した範疇で記載します。

1) Passion
自分が情熱を持てるものを明らかにしなさい。

2) Patience
 忍耐を持ちなさい。

3) Perseverance
辛抱しなさい。

4) Professionalism
プロフェッショナルでありなさい。

5) Paradigm Shift
考え方、物の味方を見直しなさい。

さらに、こうおっしゃっていました。

「成功の秘訣は、自分に100%責任を持って行動すること」

この言葉は、本当に心に刺さりました。

私は本当に100%、自分に責任を持っているだろうか?

誰かに依存したり、誰かに頼ったりして、その人のせいにしていないだろうか?

実は私も、自分は日本の社会ではやって行けないのではないだろうか、と考えることがあります。

私は大手企業に勤務した経験がありません。

若い頃は歌手業をしていましたし、10年勤務した会社も中堅メーカーで、大手企業ではありません。

自分の社会経験の薄さや、常識的な社会人から外れていることに対して自信を失って、「やって行けるのかな〜」と思うこともあります。

けれど、それでも成功することは可能なんだろうな、とアンさんの話を聴いていて思いました。

常識的であることはそんなに大切なことではないのです。

自分の持つ価値観が他の人と違っても構わない。

ただ、人と違えば、ストレスは多い。

けれど、話し合い、理解しあおうという気持があれば、やって行けるし、アンさんのように、違いがあるからこそ、存在価値を認められる人もいると思うのです。

ただ、大切なことは、自分に自信を持ち、自分の仕事、自分のやろうとしていることに責任を持つことなのでしょう。

これがなくては、違いを活かすこともできません。

自分に100%責任を持ち、自分に自信を持てば、自分がやろうとしていることは必ず成功するのだと思います。

だから、違っていても大丈夫!!

私もきっと、やっていけます。

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