2006年10月に、とあるメールが届きました。
その内容はこんな感じです。
「マインドマップの考案者であるトニー・ブザン氏が、日本で初めてインストラクター・トレーニングをします。世界的な知的リーダーがイギリスから来日するこの機会にあなたも参加しませんか? けれど、このインストラクター資格を取得しても、あなたの会社の事業売上が上がるとは思いません。でも、もし、マインドマップのアカデミックなイメージを使って、あなたの会社のブランド力を高めたいなら、どうぞご検討ください」
こんなメールをくださったのは、あの神田昌典さんです。
もちろん、多数の方々に配信なさったことでしょう。
当初は、私も無視していたのですが、11月に入ったある日、親しい友人からメールが来たのです。
「みきちゃん、マインドマップ・インストラクターが募集されているね。きっと、面白いことになるんじゃないかと思って、僕も行ってみようかと思うんだけど・・・」
そのメールを読んで、「じゃ、私もいこっかなあ・・・」
と流されるように、本当に気軽な気持ちで、インストラクターコースに応募したのが10年前のことです。
当時のインストラクターコースの価格は、3日で84万円。
そんなにお金をかけて、何が得られるんだ・・・と思いもしたのですが。
当時は、私も創業してまだ2年でした。
友人の言葉になんとなく引きずられ、
「もしかしたら、今後のうちの会社にプラスになるかも・・・」
という感じで、
ついつい84万円振り込んだのでした。
あの友人からのメールがなかったら、私は今頃、マインドマップに取り組んでいなかったのですよね。
こう思うと、縁というのは、本当に不思議です。
しかも、当時のインストラクターコースは選抜制。
誰でも、受講できるものではありませんでした。
まあ、神田さんの会社が事業展開していく際のメンバーとしてやれそうな人、という感じだったのでしょうね。
実際に、素晴らしい経営者の方々が落選していました。
私にメールをくれた友人も、残念ながら落選。
この友人、実は、とんでもなくスゴイ人なのですよ。
一方、私は運良く当選。
そして、なぜか、2年半後には「マインドマップ戦略入門」という本をダイヤモンド社から出版することになっていました。
インストラクターとしては、最初に出版が決まったのではないでしょうか。
ありがたいことです。
その後も、のらりくらりとマインドマップに取り組んでいたのですが、
4年前に入った弊社メンバーが、
「マインドマップ事業に真剣に取り組もう!」
と、突然言い出しまして、なんとなくそちらの方向に・・・。
しかし、やっていますと、
実は、マインドマップというのは「脳にナチュラルな思考技術」。
それまで、あまり本気ではなかったのが、急にやる気が湧いてきて、
「ああ、これは本当にいいかも・・・」
という気持ちに・・・。
私は大事なことを理解するのが遅いんですかね。
その言葉がきっかけとなり、マインドマップの事業に真剣に取り組む気持ちになったのです。
それ以来、おかげさまで、
大手企業の人材開発担当者の方々にも、その可能性を認めていただき、思考整理などの目的で、研修やコンサルティングのご用命をいただくことが増えてきました。
マインドマップと私とのご縁は、本当に不思議です。
ガツガツ自分から無理やり突進していったのではなく、知らないうちに、縁が生まれていたという感じなのです。
改めて思うと、マインドマップの本質は「ナチュラルな思考技術」であり、女性として、また音楽に取り組んできた経験からしても、私には、しっくりくる気がします。
最初はピンとこないけれど、だんだんその良さが分かって、気づいたら結婚している相手みたいな感じですかね。
さて、そんなわけで、今年は、
マインドマップとの「スイート10ダイヤモンド」を作りました。
まあ、もう空気みたいだけれど、それでもご縁のあった連れ合い(マインドマップ)のためですから、今度はちょっと本気です。(笑)
「マインドマップの学校」
http://www.mindmap-school.jp/
まだまだ、未完成ですが、お役にたつ情報をご提供していきますので、ぜひご訪問くださいね。
http://www.mindmap-school.jp/ |
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