マインドマップ アドバンス・プラクティショナー 1日集中講座 でのグループマインドマップ |
今週末は土日の二日間に渡って、マインドマップ講座を開催していました。
土曜日は「マインドマップ プラクティショナー 1日集中講座」
日曜日は「マインドマップ アドバンス・プラクティショナー 1日集中講座」です。
プラクティショナーはマインドマップの基礎を習得し、その原理を理解する講座、アドバンス・プラクティショナーは、それらを伝えられるだけの理解にまで深める講座です。
聞いて分かったというのと、本当に腹落ちして分かり人に伝えられるというのとでは、かなりな違いがあります。
人に何かを伝えるためには、単に分かったというレベルでは十分ではなく、本当に腹落ちしている必要があります。
腹落ちするためには、頭の中で、新たに学んだことと別の様々なこととの関連性が見出せ、知識同士の複雑な繋がりが作られている必要があります。
たとえば、経営論で新たに学んだリーダーシップ理論が、学生時代の自分の体験と結びついたり、まったく分野が異なるマーケティングの購買動機理論と結びついたりするといったことです。
理解の深さというのは、その知識が他の知識や情報といかに複雑に繋がっているかの度合いで決まるのだと思います。
マインドマップの開発者であるトニー・ブザンから、「ダビンチのルール」として、
「すべてのものは繋がっている」
という言葉を教えていただきましたが、同じことと言えるでしょう。
すべてが繋がっているとすれば、あらゆることに興味を持って学ぶことが自分の専門性を高めることに繋がるとも言えるでしょう。
日本には、武道、茶道、芸術分野における上達のプロセスとして、守破離という言葉があります。
守は型を守ること。
破は型が身に付いて来た人が、自分なりに研究を重ね、別の型を試し、最初に学んだ型を破ること。
離は、型の奥にある原理・原則が身に付き、型から離れていても原理・原則が体現できているということ。
深い理解というのは「離」の域に至るということですが、型の奥にある原理・原則が様々な事柄に複雑に繋がっているからこそ、型から離れられるのです。
一方で、教える立場に立つ場合には、初心者には離を教えてはならず、守、つまり、まず、型を教える必要があります。
初心者は原理・原則を十分には理解できないため、いきなり離を促してしまった場合、原理・原則を曲解することになるからです。
マインドマップの場合には、メンタル・リテラシー(頭を使いこなす力)という概念が原理・原則です。
そして、その方法はと言うと、
Imagination(イメージすること)
Association(繋げること、関連させること)
Gestalt(全体性)
という脳の持つ3つの機能を活かすことがポイントであると思います。
マインドマップ アドバンス・プラクティショナーは組織内でマインドマップを教えることができる資格。
メンタルリテラシーを深く理解し、組織の中に広めて行ってください。
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