「奇跡の脳の物語」 |
今日は茂木健一郎さんの「奇跡の脳の物語」(廣済堂新書)をフォトリーディングしました。
茂木さんの本は、脳のことを知る事ができるので、フォトリーダーにも非常にお勧めです。
フォトリーディングはもともと、人間の脳と身体に自然な学び方をしようという考え方で作られたものなのですから。
この本には、一度見たものをすべて覚えてしまうという「サヴァン症候群」の人たちについて、茂木さんが取材したことが書かれています。
映画「レインマン」でダスティン・ホフマンが演じたレインマンは、サヴァン症候群です。
映画の中では、レインマンの天才的な能力が描かれる一方で、社会に適応できない様子が描かれていました。
フォトリーディングのステップ3では、すべてのページをパラパラと、ただ見るということをします。
通常の場合、見ただけでは内容は何も分かりません。
ただ、絵やグラフなどは記憶に残っていると意識できるのではないでしょうか。
もし、サヴァン症候群の人が、フォトリーディングのステップ3でページをパラパラ見たら、おそらく、その人は、どこに何が書かれているかをすべて覚えてしまうでしょう。
この本の中では、毎日、図書館に電話帳をめくりに行くことを日課にしているサヴァン症候群の人の話が載っています。
彼は、毎日、電話帳をめくることで、街の人たちの様子を把握しています。
電話帳から消えた人の名前が彼には分かるのです。
それを知って、彼は、誰が引っ越し、誰が亡くなり、誰が入ってきたのかを把握するのです。
サヴァン症候群という特殊な脳の働かせ方をする人たちがいる、ということを知ると、私たちの脳は、自分で意識はしていなくても、パラパラ本を見るだけでも何かしら情報を把握しているのだろう、ということが推測できます。
それが、どのように私たちに影響するのか、証明することは今の科学ではできません。
しかし、私は、ステップ3でパラパラ本を見た事が、そのあとのフォトリーディングのステップを助けることに繋がっているだろうと思っています。
興味が湧いたら、この本、読んでみてくださいね。
「奇跡の脳の物語」 |
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